今、日本でひそかに盛り上がっているのが、「スバル・新型アセント日本でも発売要望」。確かにザ・SUVという感じでその巨体を含めて乗ったら快適に乗れそうな一台であることは間違いないでしょう。
ですが一足先に米国で発売されたスバル・新型アセントがいきなりのリコール騒ぎ。その対応を巡りスバルがなかなかの”神対応”を見せてくれています。
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スバル・新型アセントのリコール騒ぎの内容&詳細は?
スバルの新型アセントが起こした騒ぎの詳細とは以下の通り。
● 期間: 2018年7月13日から21日にかけて製造されたアセントで発生
● 部位: Bピラー部
● 原因: 溶接ロボットのプログラム不備によるスポット溶接の欠陥
● トラブルが判明した経緯: 7月21日、スバルが実施していた「アセントの定期検査中に問題箇所を発見」し、すぐに製造停止
ちなみに、Bピラー部とは、アセントの後部のドアを開けたときにある”柱状のもの”といえば分かるでしょうか?早い話、「この部分の強度が低くて弱かった」ということです。
このBピラー部というのは、構造上かなりの大きな力が加わる部分であり、仮に事故を起こした場合など、この部分の強度が不足していると車の破損が大きくなり、結果として乗っている人たちが大ダメージを負うことに。
スバルの取った”神対応”とは?
前述のように、スバルはまず、7月21日に実施した「アセントの定期検査中に問題箇所を発見」し、すぐに製造停止措置を取りました。
その上で・・・。
1. この製造ラインで製造され、欠陥のあることが確認された個体(リコール対象車の台数)が293台であることを確認
2. 車を製造する際に振られる車両識別番号(VIN)に従い293台うち9台がすでに顧客の手元に納車済みであることを確認
3. 顧客に新車への交換を申し出
スバルが早急にこの流れで処理した結果、大きな混乱や新型アセントの購入者が事故によってケガを負うようなこともなく、リコール騒ぎが収束したということになります。
最近は、なんでも”神対応”という枕詞を付ける出来事が多かったりするので、アレですが、これはなかなかの”神対応”だと、個人的に思います。
やはり、こういったところで、”早め早めにトラブルの芽を摘んでおく”のは、スバルという会社の価値を高め長い目で見ればメリットだと思いますね。
こういったところで、トラブルの対処法や処理の順序を間違えると、かつてのエアバッグのタカタのような収拾のつかないことになりますからね。
他にもあった”神対応”の自動車メーカー
今回のリコールのケースでは、車の根幹部分にかなり影響があるBピラー部のトラブルだったことから、簡単な交換作業などで収束できなかったため新車への交換という話になりました。
しかし、他社でも”新車との交換”でリコール騒ぎを処理した会社があります。
ジャガーXF
このケースは、2017年2月ジャガーXFで発生したトラブルでした。
内容は、燃料が漏れる可能性のある潜在的な亀裂でしたが、その問題が見つかった9台を返品交換で対応したというもの。
フォルクスワーゲン
EOS、ゴルフGTI、パサートといったモデルが内部の評価中の変更が、米国の規制当局から逸脱する可能性があるため、リコールがなされ、返品交換がされたケースがありました。
これらのいずれも、すでに市場に出回っていた台数が少なかったことも、無償での交換の流れになった理由として大きいかもしれないですね。
まとめ
今の時代、トラブルがあった場合、初動の段階でミスジャッジをしてしまうと、取り返しのつかない事態になることも・・・。
”クルマ”という命を預けるツールだからこそ、各自動車メーカーは引き続き責任をもってクルマ作りをしてほしいと思います。
今回、スバルは9台の新型アセントの無償を交換を申し出たわけですが、車体価格にして、日本円で計5千万円程度の損失だったと思いますが、このニュースが世界に流れ、スバルにとっては逆に良い宣伝になった可能性も高いですね。
明らかにポジティブに働いたと思います。
一方で、もし将来的に日本で販売されず、もし並行輸入ディーラー経由で購入する場合には、ディーラーによって対応が違ってくる可能性があるため、注意深くディーラーを選びたいものですね。
スバル単体としては、リコールに対しても誠意を持って対応してくれても、並行輸入ディーラーによって対応の良し悪しがマチマチだと困るもの。この辺り、あまり深く考えないで並行輸入ディーラー選ぶと危険ですので、注意したいですね。
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