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運転免許証を紛失した!悪用の危険ケース6つ&悪用防止の方法とは

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ここでは、自動車の運転免許証を紛失した場合に想定される、悪用される危険性のある6つのケースと悪用防止の方法について取り上げます

では、さっそく本題に入りますね。

 

運転免許証を紛失した!悪用の危険のある6つのケース

自動車の運転免許証を紛失した場合に考えられる、悪用の危険があるケース6つがコチラ。

 

注意ポイント

  1. 携帯電話の不正契約
  2. 消費者金融やヤミ金での借金
  3. クレジットカードや銀行口座を勝手に作られてしまう
  4. 印鑑の実印登録に悪用
  5. ストーカーなどの犯罪に巻き込まれるリスク
  6. 運転免許証と一緒に紛失したクレジットカードなどを悪用される

 

中には、「自動車の運転免許証に写真が貼ってあるから、悪用できないでしょ」と楽観的に考えている人もいるようですが、正直言って、少し甘すぎる考えだと思います。

たとえば、店舗などで実際に対面して免許証の写真と本人の実際の顔を照らし合わせなくても、郵送で処理するなどして、つまり顔を出さずして契約ができるものもあります。

「蛇の道は蛇」ということわざにもあるように、悪知恵の長けた者がいて、”いくらでもやり方”があります

では、自動車の運転免許証を紛失した場合に、悪用される危険があるリスク6つを説明していきますね。

 

1. 携帯電話の不正契約

運転免許証を紛失すると、携帯電話の不正契約のリスクがあることは覚えておきたいものです。

ちなみに、筆者の体験ですが、2年ほど前、ネット通販の携帯ショップで携帯電話を入手したことがありました(キャッシュバックが大きかったため)。

その際、身分証として自身の運転免許証のコピーをネットの携帯ショップに郵送さえすれば、文字通り、簡単に手に入れることができました。ちなみに、S〇ftbank系列のショップです。

その瞬間、「この方法は悪用される危険がある」と思いましたし、「運転免許証はきちんと手元に保管しておかないと悪用される危険がある」とも感じました。


これは、オンラインで運営している携帯ショップの立場に立って考えてみると分かるのですが、携帯ショップの基本的な考え方は、「いかに一人でも多くのお客さんに契約(スマホ・携帯端末含む)を販売できるか」が死活問題です。

販売台数の多いか少ないかで、携帯ショップの売り上げ(その後の発展)にも大きな影響を与えるため、極論を言えば、多くの携帯ショップは”契約を取ることに重きを置いており、免許証のコピーを提出すれば、それ以上、本人確認をしつこく行わないことも・・・。

ですので、後日、自分の自動車運転免許証が悪用されたことに気づいても、非常に面倒な手順を踏まないといけなくなりますので、免許証を紛失した場合にはすぐに対策を取るべきです。

こちらの記事では、免許証を紛失した場合にどうすれば良いかについて解説しています。

>> ”運転免許証を紛失したら運転できるの?”・紛失後すぐにやるべき3ステップ

 

2. 消費者金融やヤミ金での借金

これも考えたくないケースではありますが、一定の危険性(リスク)があるのが、消費者金融やヤミ金での借金

とはいっても、以前とは違い、消費者金融については、店舗はもちろん、無人契約機でも、他人が免許証の持ち主になりすまして、お金を借りる行為はほぼ通用しません。

その理由が、高性能カメラの存在

まず、無人契約機ブースの中に設置されたドーム型の監視カメラ、さらには、無人契約機に設置された高性能の内部カメラが、運転免許証の顔写真とお金を借りに来た(なりすましの申し込み者の)人物の顔を読み取り、同一人物かを判別します。

この無人契約機内部のカメラは高性能ですので、免許証の顔写真と申込者の顔がもし違っていれば見抜き、その段階で無人契約機のブースがロックされ→警察に通報されます。

また、無人契約機といいつつ、カメラの向こう側には必ず契約担当者がいるので、この段階で詰んでしまいます。

出典:Twitter

ですが、ヤミ金となると別です。ネット融資やそれに関する裏技もあるため、こうした悪知恵に長けた人物だと、あなたに成りすましてあなたの運転免許証を悪用してお金を不正に借りるという行動に出ることもあります。

こういった不正な仕方でお金を借りられてしまうと、自分が借りていないことを証明しないといけませんので、その後の手続きが、金銭的にも時間的にかかったりして、非常に面倒なことになります。

このように、運転免許証を紛失した本人に被害が及ぶこともありますので、注意したいものです。

 

3. 銀行口座やクレジットカードを勝手に作られてしまう

昔とは違い今では、口座開設の際に、マイナンバー提示が求められます。ですので、第三者によって、運転免許証のみを使って銀行口座を勝手に開設されてしまうリスクは低いでしょう。

しかし、もし仮に、財布ごと失くし、その中に運転免許証だけでなく、あなたのマイナンバーカードなどが書かれた書類などが入っていたらどうでしょうか?

悪用しようと思えば、その人物は、銀行の店舗での対面取引ではなく、ネットや郵送で口座開設申し込みを行えば、口座開設ができてしまう可能性があります。

そうして作られた銀行口座が善用させることは、ほぼありません。振り込め詐欺に利用する架空口座に使われたりと悪用されます。

また、犯罪者グループは、発覚するまで、とことん運転免許証情報を悪用して、複数の銀行口座を開設するはず

 


あとで、不正に銀行口座が開設されたことが分かると、ブラックリストに乗り、今後、本人名義で銀行口座を開設できないという不測の事態も招きかねません。

ちなみに、ブラックマーケットで、架空銀行口座が高額でやり取りされていたりする現状を見るにつけ、実際に被害に遭っている人もいるはずです。

クレジットカードに関しては、通常は、勤務先への確認などが行われますが、勤務先情報に架空の法人などを利用して、第三者に勝手にクレジットカードを作られてしまう可能性もあります。

また、いったん、クレジットカードを作成されて、キャッシングなどを利用されたら、その請求はあなたのものに来ることもあります。

この手の犯罪で怖いのは、銀行口座と一緒で、クレジットカードについてもも、運転免許証をとことん悪用されて複数のクレジットカードを作られてしまい悪用される可能性が高い点です。

 

4. 印鑑の実印登録に悪用

実印がないと契約できないものも、仮に第三者に運転免許証を使って不正な仕方で実印を登録されると(手に入れられてしまうと)、悪用されるリスクが一気に高まります。

運転免許証を紛失した場合、最悪のリスクかもしれません。

悪知恵が働く人物は、自分が手続きを取ることなく、第三者を雇って違法行為を行わせる可能性もあります。是非、このようなリスクがあることも覚えておきましょう。

 

5. ストーカーなどの犯罪に巻き込まれるリスク

運転免許証を悪用しようとする人にとっては、”運転免許証は個人情報の宝庫”といってよいでしょう。

運転免許証の保有者の顔、住所、年齢などが分かってしまいます。もし、運転免許証を拾ったのがストーカーなどの場合、犯罪に利用することも考えられますので、とても危険です。

頼んでもいないデリバリーの料理や出前が自宅に届いたり、SNSやインターネットに顔やその他の個人情報さらされる・・・など、そのリスクを挙げたらキリがありません。

とくに女性にとっては、恐怖以外の何物でもないですよね。

あまりの恐怖に、結局引っ越さざるを得なくなった・・・なんてことにならないため、運転免許証を紛失したら、早急に対策を講じることが必要になります。

 

6. 運転免許証と一緒に紛失したクレジットカードなどを悪用される

運転免許証と一緒に紛失したクレジットカードやキャッシュカードなどを悪用されるのも怖いですね。

筆者もそうなんですが、運転免許証は、単体で持ち歩くというよりも、クレジットカード、保険証、定期、銀行ATMのキャッシュカード、その他のカードなどをひとまとめにして、財布に入れて持ち歩くことが多くないですか?

最悪のケースは、「その運転免許証も入っている財布をまるごと紛失してしまう!」というもの。

現金だけ抜き取られて(盗難)だけだったらまだしも、悪知恵の働く人物に、運転免許証&マイナンバーを組み合わせて悪用されたり、クレジットカードを勝手に使われたなんてことになりかねません。

こうしたリスクもあることも覚えておきましょう。

 

運転免許証紛失した!悪用防止のための”3ステップ”とは?

もし万一、運転免許証を紛失した場合、悪用防止のために、行うべき3ステップがコチラ。

 

ポイント

ステップ1. 紛失に気づいたらすぐに思い当たる場所に連絡する
ステップ2. 警察署や交番で「遺失届け出書」を提出する
ステップ3. 指定信用情報機関で”本人申告制度”の手続きをする

こちらの記事で、自動車の運転免許証を紛失した場合の3ステップを詳しく説明していますので、参考になさってください。

>> ”運転免許証を紛失したら運転できるの?”・紛失後すぐにやるべき3ステップ

 

どのステップの目的も、運転免許証を紛失した場合に、それが悪用されないように、先手を打つ(→運転免許証を使って悪用しないように手続きを取る)ことです。

警察や個人向けの指定信用情報機関などの公的な機関に連絡を取ることで、被害の拡大を未然に防ぐことができます。

なお、こちらの記事では、運転免許証を紛失した場合の再発行の方法・料金&所用時間などを取り上げています。顛末書の提出方法などについても書いていますので、参考になさってください。

>> 運転免許証・紛失後の再発行の方法・料金&所用時間

 

まとめ

運転免許証の紛失で悪用リスク6つ: 以下の通り

注意ポイント

  1. 携帯電話の不正契約
  2. 消費者金融やヤミ金での借金
  3. クレジットカードや銀行口座を勝手に作られてしまう
  4. 印鑑の実印登録に悪用
  5. ストーカーなどの犯罪に巻き込まれるリスク
  6. 運転免許証と一緒に紛失したクレジットカードなどを悪用される

免許証を紛失したとき、悪用防止のための3ステップ: 以下の通り

ステップ1. 紛失に気づいたらすぐに思い当たる場所に連絡する
ステップ2. 警察署や交番で「遺失届け出書」を提出する
ステップ3. 指定信用情報機関で”本人申告制度”の手続きをする

>> ”運転免許証を紛失したら運転できるの?”・紛失後すぐにやるべき3ステップ

 

この記事では、運転免許証を紛失したときに考えられる悪用のリスク6つと悪用防止の方法について取り上げました。繰り返しになりますが、悪用防止には、迅速な行動が必要です。

運転免許証を紛失する状況は様々だと思います。仕事中どこかで失くしたり、旅先で紛失したり・・・と色々なケースが考えられます。

また、失くしても善意の人が発見して、きちんと警察などに届け出てくれて、「見つかった!」となればイイんですが、残念ながら、拾得物は、確率でいくと、4割近いケースで見つからない(出てこない)んですよね。

さらに、前述のように、運転免許証を紛失したときに、 健康保険証・キャッシュカードやクレジットカードなどが入った財布ごと一緒に失くす可能性もあり、そうなるとかなりのダメージです。

運転免許証を紛失したら、悪用されないように、すぐに対策を立てたいですね。そして、何よりも運転免許証を紛失しないよう注意したいものです^^

 

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