ここでは、メルセデスベンツ新型GLC300d（＆クーペモデル）の後部座席の広さ＆ラゲッジスペースのガチな評価について取り上げます。メルセデスベンツ新型GLC300ｄには、ノーマルのSUVモデルに加え、クーペモデルも設定されています。
メルセデスベンツ新型GLC300dとクーペモデルでは、後部座席の広さやラゲッジスペース感が違います。それも含めて説明していきますね。
では早速本題です。
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Contents
ベンツ新型GLC300d（＆クーペ）・後部座席の広さをガチ評価！
via: https://gearpatrol.com
最初に、メルセデスベンツ新型GLC300d（通常モデル）とクーペモデルの後部座席に注目します。
メルセデスベンツ新型GLC300の後部座席の広さを理解しやすくするため、まずこちらの表をご覧下さい。
| ベンツ新型GLC300 | 新型GLC300クーペ | BMW X3 xDrive20i | レクサスLX570 | |
| ボディサイズ：全長x全幅x全高（mm） | 4669x1890x1644 | 4742x1890x1602 | 4720x1890x1675 | 5065×1980×1910 |
| ホイールベース（mm） | 2873 | 2873 | 2865 | 2850 |
欧州カー関連メディアの間では、メルセデスベンツ新型GLC300については、比較的ライバルの少ないセグメントという見方もあります。
しかしながら、メルセデスベンツ新型GLC300の前に立ちはだかるライバル車の一台として、BMWのX3が設定されています。たしかに、価格面、サイズ面、パワートレイン系のスペック面‥など、ライバル車として見てよいと思いますし、個人的にも全面的に同意します＾＾
ですので、X3のサイズ感を引き合いに出しました。
2020 Mercedes-Benz GLC300 is a smooth operator https://t.co/EtreJmaRLw pic.twitter.com/Q3p6a7PIHo
— Roadshow (@roadshow) June 22, 2019
また、日本国内で見れば、高級車として遡上に上がるレクサスの最大のモデルLX570のサイズを参考例に加えてみました。なお、LX570については優に1000万円超えのモデルのため、メルセデスベンツ新型GLC300のライバル車という位置付けではないですね。
では、この表を参考に話を進めていきます。
ベンツ新型GLC300の後部座席は”広さの充実”を意識して設計！
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結論から言うと、メルセデスベンツの開発陣は、新型GLC300dの後部座席は、”広さの充実”を意識して設計されています。
後部座席の広さについての特長はこちらです。
ポイント
- 快適に5人乗れる⇒ 後部座席に快適に3名座れるサイズ感
- 180センチ程度の身長に十分に対応
新型GLC300の後部座席は、3名が快適に乗ることのできるサイズ感です。また、180センチ程度の高身長でも膝回りや足回りに窮屈感を感じることなく、快適にドライブを楽しむことができます。
ベンツに限りませんが、中型SUVクラスで残念に思うのが、中には後部座席の広さをあまり考えていないモデルがあること。前部座席に意識が行き過ぎて、後部座席の広さを犠牲にしているモデルもあります。
新型GLC300の後部座席に関連して注目したいのが、ホイールベースの長さです。新型GLC300のホイールベースは、上記の表で比較対象として設定しているBMWのX3やレクサスLX570よりも、明らかに長いです。
BMWのX3のホイールべ―スに比べて12mm、レクサスLX570のそれと比較すると23mmも長いです。わずか1～2センチ程度の長さの違いにも見えるかもしれませんが、この長さの違いが足回りの長さに反映されてくると、体感としてけっこう違うものです。
いずれにしても、ホイールベースの長さが、結果として車内空間の広さにつながっています。もっといえば、後部座席の広さを生み出しています。
もちろん、”ホイールベース＝後部座席の広さ”と単純に結論付けることはできませんが、ホイールベースの長さは後部座席の広さにかなりの程度比例することは間違いありません。
ベンツ新型GLC300のクーペモデル！後部座席は広さの期待はNG！
via: http://www.trucktrend.com/
一方、メルセデスベンツの新型GLC300クーペモデルについては、後部座席の広さはそこまで期待できないです。ポイントがコチラです。
ポイント
- クーペモデルは膝や足回りはゆとりがあるものの、ヘッドスペースが狭い！
- ドア回りがスペースが限られており、乗り降りに窮屈感を感じる
メルセデスベンツの新型GLC300とクーペモデルの全高を比べてみると分かるのですが・・・。新型GLC300（通常モデル）は全高1644mmなのに対し、クーペモデルのそれは1602mmとなっています。
つまり新型GLC300（通常モデル）に比べて、全高が42mmほど低いということになります。一方、全長に関してはクーペモデルがわずかに長く、全幅とホイールベースは双方とも同じです。
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このことから、クーペモデルは、通常モデルと同様に、膝や足回りはゆとりがあるものの、ヘッドスペースが狭いということになります。
わずか4センチの差ですが、比較的足の長い欧米人にとっては、そこまで大きな差ではないかもしれませんが、（欧米人に比べてという意味で）上半身の高さがある日本人にとっては、ヘッドスペースの狭さを感じるでしょう。
ただし、もともとクーペタイプのモデルを選択する方は、そのスタイリッシュさや特に高速走行での操作安定性の高さなど、クーペのメリットを理解した上で購入しているはず。
ですので、後部座席の広さについてそこまで高いものを求めていない場合は多いと思います。
ベンツ新型GLC300（＆クーペ）のラゲッジ（荷室）スペースの評価！ゴルフバッグも余裕！
via: https://autoweek.com/
ベンツ新型GLC300d＆クーペモデルのラゲッジ（荷室）スペースの評価を簡単に言うと次のように要約できます。
ポイント
- メルセデス・ベンツ GLC 300 d ： 後部座席の2列目シートを折り畳んだ状態で最大566リットル（20立方フィート）のラゲッジ（貨物）スペース。最大1840リットル（65立方フィート）まで拡張可能
- メルセデス・ベンツ GLC 300（クーペ）： 後部座席の2列目シートを折り畳んだ状態で最大501リットル（17.7立方フィート）のラゲッジ（貨物）スペース。最大1398リットル（49.4立方フィート）まで拡張可能
簡潔に言うと、メルセデス・ベンツ GLC 300dを選んでおけば、ラゲッジ（荷室）スペースの広さは十分でしょう。
ゴルフバッグ（キャディーバッグ）をいくつも積むことのできるサイズ感となっています。
ベンツ新型GLC300（＆クーペ）の後部座席の広さ＆ラゲッジスペースのリアルな評価！ ～まとめ
ここでは、ベンツ新型GLC300ｄの後部座席の広さ＆ラゲッジスペースのリアルな評価について取り上げました。
- 新型GLC300dの後部座席の特長と評価： 以下の通り
ポイント
- 快適に5人乗れる⇒ 後部座席に快適に3名座れるサイズ感
- 180センチ程度の身長に十分に対応
- 新型GLC300クーペモデルの後部座席の特長と評価： 以下の通り
ポイント
- クーペモデルは膝や足回りはゆとりがあるものの、ヘッドスペースが狭い！
- ドア回りがスペースが限られており、乗り降りに窮屈感を感じる
ベンツ新型GLC300d＆クーペモデルのラゲッジ（荷室）スペースの評価： 以下の通り
ポイント
- メルセデス・ベンツ GLC 300 d ： 後部座席の2列目シートを折り畳んだ状態で最大566リットル（20立方フィート）のラゲッジ（貨物）スペース。最大1840リットル（65立方フィート）まで拡張可能
- メルセデス・ベンツ GLC 300（クーペ）： 後部座席の2列目シートを折り畳んだ状態で最大501リットル（17.7立方フィート）のラゲッジ（貨物）スペース。最大1398リットル（49.4立方フィート）まで拡張可能
もし、”お子さんのいないご夫婦やカップルで乗る・・・という用途に割り切って乗りたい”ということであれば、ベンツの新型300クーペでも全然OKでしょう。
むしろ、スポーティーでスタイリッシュなデザインですし、車に求める条件や要求は変わっていく中で、乗れるときに乗れる車に乗るというのは現実的で素敵な選択肢だと思います。
一方で、もしお子さんがいるとか・・・遠出する機会が多いなどの目的・用途を兼ねるのでしたら、ベンツ新型GLC300dの方がアリかもしれません。やはり後部座席やラゲッジスペースが広いのは単純に便利だと思います。
ベンツ新型GLC300d＆クーペの試乗では、そのあたりを見極めて検討できるイイですね！
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