1977年に販売を終了して実に40年以上の時を経て、ついに新型アルピーヌA110が登場します。その価格&スペック・エクステリア・内装と乗り心地や実燃費などをご紹介します。
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新型アルピーヌA110の価格は?
まず、新型アルピーヌA110の価格ですが、日本では50台のみの限定発売となり790万円です。予約での申込みによる販売となり、もし50台を超えた場合には抽選ということになりました。正式名称は「アルピーヌ A110 プルミエール・エディション」として販売されました。
なお、2016年にフランスでの発売されたときの新車価格は5万8,500ユーロ(約700万円)でしたので、日本での新車価格は決して高くはないといえます。
新型アルピーヌA110の、デザイン、この仕上がり具合で限定50台で、しかも800万円を切る新車価格でしたので、すでに予約申し込みが殺到、完売しました。
後述しますが、ドイツ車とも、イタリア車とも違うデザインと質感は好きな日本人も絶対に多いと思いますね。
新型アルピーヌA110のスペックに迫る
出典:https://alpinecars.com/
新型アルピーヌA110のスペックはどのようなものでしょうか?
・ボディサイズ(全長×全幅×全高): 4,205 × 1,800 × 1,250
・車両重量: 1,110kg
・パワートレイン: 以下の通り
- エンジンスペック: 直列4DOHCターボ(1.8L)
- 最高出力: 185[252]/6,000(kW[PS]/rpm)
- 最大トルク: 320[32.6]/2,000(N・m[kgf・m]/rpm)
- トランスミッション: 7速DCT(ゲトラク製)
- 最高速度: 250km/h
ここで、注目したいのは、まず車両重量ですね。アルミ製のフレームとパネルの組み合わせにより、確かに軽量なのですが、先代のアルピーヌは800kgに満たない重量だったことを考えると時代の変化を感じますね。
さらに、ミッドシップなのですが、その前後のバランスは44:56という絶妙なもの。
新型アルピーヌA110については、市街地や高速道路での走行以外に、本来のコーナリングを楽しめるのがウリですね。
というのも、新型アルピーヌA110にはエアサスペンションや電子制御式ダンパーも装備されていないため、ソフトで自然なコーナリングを満喫できるはず。
エクステリア&内装は?
新型アルピーヌA110のエクステリアと内装について取り上げたいと思います。まず、エクステリアについては、フランス車の独特の質感やフォルムの美しさがポイントだと思います。
個人的に受ける印象は、中性的なデザインだな~という点。あと、良い意味で合理的すぎないデザインも良いですね。
出典:https://alpinecars.com/
アルピーヌA110のフロントの顔つきは、飽きがこないと思いますね。ヘッドランプのデザインはクルマの印象を大きく左右すると思いますが、見ればアルピーヌA110だと分かるような個性があるのがGOODですね。
また、フロントマスクの、真ん中に座しているライトもアクセントとして効いていると思います。
個人的には、上から見下す形で見るアルピーヌA110がため息が出そうに美しいと思います。この流線形ではありつつも、日本車では決して表現できない一環性を感じつつも、良い意味で遊びも感じられるデザインは素晴らしいな~と思いますね。
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マンションや上階から見下ろせるような自宅に住んでいる方にとっては、上から見下ろす新型アルピーヌA110は飽きることなく、いつまでも見ていられるんじゃないかと思います。
続いて内装ですが・・・。
この全体を貫く、良い意味でクラシカルさも感じられるデザインはイイと思いますね。丸みの帯び方が懐かしいですね。
出典:https://alpinecars.com/
最近多く見られる”シンプル”なデザインに少し飽きている方にとっては、新型アルピーヌA110の内装デザインには、惹かれるものがあるかも。
エクステリアと内装全体を通して、スポーティさも感じられますし、やたら高速で走ったり、コーナリングをグリグリ攻めたりとかではなく、颯爽と走り抜けるイメージにぴったりの印象だと思いますね。
乗り心地や実燃費は?
まず、新型アルピーヌA110の乗り心地ですが、エアサスペンションや電子制御式ダンパーを装備しておらず、しなやかなコーナリングを楽しめるクルマに仕上がっています。
といってもいわゆるフランス車の特徴でもあるしなやかな走りだと、コーナリングが怖いということもあり得るもの。
ですが、新型アルピーヌA110の場合、コーナリング走行も安心して楽しめるクルマになっています。
その理由が、まず重心が低く車重が軽く、さらに重量物をセンターに集中させた理想的なミッドシップ車の設計となっていること。さらに全体の96%がアルミニウム製というボデイの堅牢性に理由があります。
それで、ムリなくコーナに入りボディロールもはっきりと感じつつ、ドライバーが思い描いたラインを忠実になぞるように走行でき、出口に至るまで安心して車を操ることができます。
つまり、人工的なサスペンション・セッティングではなく、クルマ本来の乗り手とクルマとの調和を楽しめるような一台に仕上がっています。
また、これらの特徴のゆえに、静粛性も確保されており静かで快適な走行を楽しむことができます。
続いて、新型アルピーヌA110の実燃費についてですが・・・。
まず、JC08モードでの燃費は14.1km/Lとなっています。もちろん、走り方にもよるのですが、実燃費で12km/L程度は走ってほしいですね。ですが、やはり燃費を気にしちゃいけない車ですし、燃費を気にするような人はあまり乗らないでしょう。
新型アルピーヌA110・価格&スペック・エクステリア・内装と乗り心地や実燃費 ~まとめ
・価格: 790万円(50台のみの限定発売)
・スペック: 以下の通り
・ボディサイズ(全長×全幅×全高): 4,205 × 1,800 × 1,250
・車両重量: 1,110kg
・パワートレイン: 以下の通り
・エンジン: 直列4DOHCターボ(1.8L)
・最高出力: 185[252]/6,000(kW[PS]/rpm)
・最大トルク: 320[32.6]/2,000(N・m[kgf・m]/rpm)
・トランスミッション: 7速DCT(ゲトラク製)
・最高速度: 250km/h
・エクステリアと内装: 無駄を省きすぎていない作りが良いと思う。男性的や女性的な方向に振れすぎていない中性的という印象
・乗り心地: 足回りは一見ソフトだがコーナリングはしっかり踏ん張ってくれる。自然でナチュラルな走りを楽しみたい人にオススメ
・燃費: 実燃費で12km/L程度は走ってほしい(JC08モードでの燃費:14.1km/L)
新型アルピーヌA110は、往年のフランス車の独特の優雅な雰囲気を身にまとった一台と思いますね。やはりこういった個性はウリであって、乗り手に満足感を与えるでしょうし、「違いの分かるクルマ」だと思います。
バランスの良いザ・ミッドシップという1台に仕上がっています。すでに、限定50台の新型アルピーヌA110は、日本ではすでに売り切れてしまいましたが、もし目にしたら、感動すると思いますね。
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