どうにもアンテナにひっかかってしまい、気になってしまったのが、中国・山東省(Shandong)済南市(Jinan)章丘区(Zhangqiu)で行われているゴキブリを利用した生ごみ処理。
このニュースを簡単にまとめると、つまりは、約3億匹のワモンゴキブリ(その重量約300トン)がひたすら1日約15トンもの生ごみを処理するという点。
で、まず、このニュースが突っ込みどころ満載で気になってしまったのが、以下の点です。
1. そもそも約300トン、約3億匹のワモンゴキブリを集めることって可能?
2. ゴキブリは本当に逃げ出さないのか?
3. ゴキブリが万一逃げ出そうとした場合に配置された食虫魚とは?そしてその逃げようとしたゴキブリを処理しきれるのか?
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約300トン、約3億匹のワモンゴキブリを集めることって可能?
もう、ここからして突っ込みどころ満載なのですが、そもそも約300トン、約3億匹のワモンゴキブリを集めることって可能なのでしょうか?
正直知ったことない・・・といわれそうですが、結論からいうと、可能でしょう。
その根拠なんですが、これも我々日本人からすると信じられないのですが、中国の "Good Doctor Pharmaceutical Group"なる会社では、四川省西昌市にあるファームで、毎年60億匹のゴキブリを育てていることがニュースになったことがありました。
この社名からも分かるように、実はゴキブリを使った薬を開発していたとのこと。そして、これはシロップ状の薬で、実際に売られているということですので、大真面目に商品化している点がすごすぎます。
ちなみに、ここで使われているゴキブリもワモンゴキブリ(「アメリカン・ゴキブリ」)です。ですので、3億匹という、まず規模があり得ないのでは?という声もありましたが、何といってもチャイナですので、あり得るでしょう。
ゴキブリは本当に逃げ出さないのか?
この2番目の点「ゴキブリは本当に逃げ出さないのか?」なんですが、一見理屈だけ聞いていると理にかなって聞こえるのですが、「全然逃げ出す可能性が高い」のではと思います。
ニュースによると、ゴキブリが、飼育室という名の生ごみ処理所から逃げ出す → 壁には水を噴射する装置があり、ゴキブリが壁を上ると水を噴射しプールに落とす → プールには食虫魚が泳いでおり、落ちたゴキブリを処理する。
もう突っ込みどころ満載じゃないでしょうか?
補足すると、「飼育室には窓がなく、いくつかの通気口を除き、金網で蓋をしている」ということでした。金網に穴が開いているのでは?、プールに無事?落ちたとして食虫魚の処理キャパを超えるのでは?などです。
孵化させたGを運ぶ職員
↓
引用:新浪新闻
そもそも、食虫魚だってそんな量のゴキブリを処理できないでしょう。。。
あとゴキブリ、たしか羽があるので、普通に飛びますよね??? で、逃げ出すと思うんですが。
Gが万一逃げ出そうとした場合に配置された食虫魚とは?そしてその逃げようとしたGを処理しきれるのか?
これも、2.と関係しますが、まず、ゴキブリが逃げようとした場合、処理キャパを余裕で越えてしまうんじゃないでしょうか?
で、ゴキブリなどを食べる魚が果たしているのかなんですが、考えてみれば、釣りの際に餌に虫を使ったりはしますよね。。。
ですので、食虫魚かは知りませんが、ある程度の大きさの魚であれ食べると思います。こちらはコロダイという魚なんですが、しっかりGを食べています。
おそらく、この中国の施設では、淡水で魚を放っていると思われるので、また違う種類の魚なのかもしれませんが、いずれにしても、この魚たちも「いや」なんじゃないでしょうかね?
まとめ
もっと、生生しいGの写真もあったのですが、ここでは取り上げません。
衛生的には、問題ないと主張しているものの、中国ですからね・・・それもあまり真に受けることはできそうにない気もします・・・。
「中国の飼料使用規定値では、サルモネラ菌、大腸菌ともにゼロであることが求められ、カビは2万個体を超えてはならないとされている。ゴキブリから生産した昆虫タンパク質飼料には、サルモネラ菌、大腸菌ともに存在せず、カビは40個体だった」と説明した。
引用元: 東方新報
ネットの書き込みなどでは、「海を隔てていてよかった」というものもありましたが、同意できますね。
今後、どうなるのか怖いもの見たさで観察したい気もしますが、少なくとも近隣に絶対住みたくないものです。
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