世界の高級車市場でしのぎを削っているのが、メルセデスベンツ、BMW、アウディといったメーカー。その牙城を崩すべくトヨタが戦いを挑んでいます。
今話題になっているのが、レクサスESに装着されるミラーレス機能。レクサスESにミラーレス技術をなぜ盛り込むのか、メリットやデメリット、オプション代金はいくらかなどを取り上げます。
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Contents
レクサスES・ミラーレスはなぜ?メリットやデメリットは?
今回、トヨタのレクサスESには、おそらくオプションで取り付けが可能になるであろうミラーレス機能。なぜ、ミラーレスの流れが進んでいるのでしょうか?
ただし、今回は、オプションでの取り付けに留まると予想するため、ボディの大型化については一部制限がかかるでしょう。
さて、「なぜミラーレスの流れが進んでいるか」ですが、主要な理由として次のものがあります。
より安定感&重厚感ある高級なデザインに
ヨーロッパの高級車メーカーが作り出すクルマの特徴のひとつ。それはその車体サイズの大きさにあります。
そしてそれを実現している理由のひとつが、そのミラーレス技術。つまりミラーをなくしてしまうことで、その分ボディを大きくできて、安全性能と安定感が増し、デザイン的にも圧倒的な存在感と重厚感を醸し出せるわけですね。
この分野で後れを取っていたのがトヨタをはじめ日本のメーカー。そもそも、日本では法整備が追い付いておらず、2016年にようやく路運送車両法の保安基準が改正された事を受けて、サイドミラーの代わりにカメラやモニターを導入する(⇒ ミラーレス)ことが可能に。
すでに、それ以前からヨーロッパの高級車メーカーでは、この分野の開発を行ってきていることから、トヨタは遅れを取っているわけですね。
ミラーレスのメリットとは
メリットは前述の点も含め以下の点でしょう。
- 単純にカッコ良くなる
- ボディが大きくできるため、安定性と安全性能が増す
- 死角がかなり軽減できる
- 空力抵抗を減らせ、燃費アップ。
見かけも実用性も良くなるのはうれしいところですね。
ミラーレスのメリットとは
- 機器不良とトラブルが怖い(汚れ等が原因での不鮮明な映像・タイムラグ等)
- 洪水や各種震災などで一発でダメになる可能性がある
機器不良はもちろんのこと、日本はとにかく災害が多いので、その中で万一使えなくなったら、後方に大きな死角ができた状態で運転することになり、怖いですね。
これはデメリットだと思いますね。
レクサスES・ミラーレスの画像&動画は?
レクサスESの画像や動画についてですが、まずこちらが北京で行われた「2018年北京モーターショー」披露された新型ESのビデオです。
そもそも、ミラーがあることによって何となくあった「出っ張り感」が完全に消え、「スッキリ感」が漂っています。迫力も増す気がしますね。ただ個人的には、なんかミラーレスになったことで「慣れない感覚」もあったりします。
やはり、今まであったものが急になくなると感じる違和感みたいなものですかね・・・。
でもサイドからのポジションでは、流線形な雰囲気が際立ち美しいボディラインを感じ取れます。
コトの結論ですが、「ミラーレスいいかも?」という感じですね。
狭い道でのすれ違いも楽ですし、より狭い駐車場にも入庫させることができそうです(そんな場面少なそうですが)。
レクサスES・ミラーレスのオプション代金(値段)はいくら?
あくまでも、レクサスESのミラーレスがオプション扱いになった場合のことですが、オプション代金はいくらでしょうか? 価格は298,000円と推測します。
現在、メルセデスベンツ、BMW、アウディといった自動車メーカーが、この分野で開発を進めていますが、それらのメーカーでは「ミラーレス車発売」で、このくらいのオプション価格は最低でも取ると予想します。
トヨタは価格で下げてという価格争いはしないでしょう。むしろ、付加価値をつけて高く売る方向で目指すと思います。
ですので、この程度のオプション価格があると予想します。
レクサスES・ミラーレスはなぜ?メリットやデメリットは?【動画】~まとめ
メルセデスベンツ、BMW、アウディといった自動車メーカーが次世代を見据えて開発を進める技術はたくさんありますが、そのうちの一つがミラーレス技術です。
今後、数年後の自動車のデザインは”ミラーレス技術の普及”で大きく変わる可能性も十分にあると思いますね。
(画像出典元:https://autoc-one.jp)
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