それにしてもまたもやスルガ銀行という気もします。スルガ銀行(沼津市)が、8月14日に明らかにしたところによると本店営業部の男性行員が、顧客3人の定期預金を不正解約して、約1億6500万円を横領したかどで懲戒解雇されました。
スルガ銀行・不正解約男性行員(懲戒解雇)はだれ?
報道によると、不正解約を行ったスルガ銀行の男性行員(懲戒解雇)は本店営業部所属とのこと。現段階で名前は明らかになっていませんので、分かり次第追記します。
さて、スルガ銀行の40~44歳の平均年収は691.7万円~812.7万円といわれ、男性行員の40歳という年齢から考えて、仮に課長だったとして、年収は1,180万円となっており、もし部長であれば1,305万円にもなります。
ですので、この懲戒解雇された男性行員が仮に役職についていれば、将来も、さらに1000万円をこえる年収をパーにしただけでなく、家族とも離散する可能性もありますし、自分の身から出たこととはいえ、今後の人生真っ暗ですね。
ちなみに、スルガ銀行には従業員数は1,567名いるといわれ、その本社ともいうべき本店営業部で行われた不正ですので、衝撃ですね。
報道によると次のようなものが・・・
元行員は平成27年4月から今年6月にかけて、顧客3人の定期預金計約1億6500万円を勝手に解約し、その大半を自分が担当する取引先への融資金として流用していた。今年6月に顧客からの問い合わせで発覚し、同行が調査していた。元行員は事実関係を認めているという。
引用元:産経ニュース
自分に着服しているという形ではないですが、”自分が担当する取引先への融資金として流用”とのことなので、そもそもその取引先もどういう種類のものなのか気になりますし、闇を感じますね。
この懲戒解雇された男性行員が「自分に着服していた」というならまだわかるんですけどね。でも、たかだか1億6500万円程度で自分の人生をパーにするという可能性は頭をよぎったはずで、しかも本店営業部所属ということは、エリートなわけで、そんな分別も分かっていたはず。そんなリスクまで犯して、融資したその取引先も調べた方がいいような気がするのは自分だけでしょうか。
追記⇒ 報道によると、この男性社員は、2015年4月から18年6月までの約3年間、①顧客3人の定期預金を解約 ⇒ 自身の担当している取引先へ融資金として流用していたとのこと。その理由は「業務手続きが遅れていたことなどがが理由」とのこと。
いろいろ謎ですね。こんなアバウトな感じで業務を行っていてイイと思ったんですかね?
なぜばれた?
このケースがかなり重大だと思うのは・・・
1. 発生期間は2015年4月24日~18年6月1日でありほぼ3年間もの長い期間だった。
2. ばれた経緯は、2018年6月13日に預金者(この行員を信じて定期預金を預けていた顧客かもしれない)からの問い合わせ⇒ 社内調査で発覚
3. この3年間の横領の期間、スルガ銀行側のチェックや監査体勢が全く働いていなかった。
という点だと思います。
また、とくに”顧客からの信頼も失っている”というのはかなり大きなダメージですね。
これだけコンプライアンスが厳しく言われているこの時代、ひとつひとつがありえないですね!! ちなみに、スルガ銀行の対応策としては、「再発防止に全社をあげて取り組む」とのこと。実際にどうでしょうかね・・・
スルガ銀行・不正解約男性行員の逮捕はいつ?
スルガ銀行によるとすでに金融庁にも報告しており、今後元行員を刑事告訴する方針とのこと。ちなみに、刑事告訴とは分かりやすく言うと、この場合はスルガ銀行が「犯罪被害に遭ったので、加害者に罰則を与えて下さい」と明確に意思表示すること。
こう述べているということは、書面で意思表示をすることを意味し、それを受理後、警察が捜査を始め、逮捕の必要があると判断すると逮捕という流れになりますね。もし、警察が書面を受理するとかなりの確率で逮捕ということになります。
この場合は、事実関係を捜査したうえで、「通常逮捕」という形になるでしょう。ケースもケースですし、そんな遠くない将来に逮捕という流れも考えられますね。
まとめ
・ 不正解約を行ったスルガ銀行の男性行員は本店営業部所属の40歳(名前はまだ不明)
・ ”自分が担当する取引先への融資金として流用”のため、その取引先も気になる。
・ 刑事告訴の書面を受理後警察が捜査し事実関係が明らかになれば、早い逮捕もあり。
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