カムリに、新しいグレードのモデルが加わりました。その名も新型カムリWS。通称”カムリスポーツ”と呼ばれるこの1台は、そのネーミング通り”スポーティーさ”を強調したグレードです。ここでは、新型カムリスポーツWSの実燃費について取り上げます。試乗でお聞きした情報をもとに、実燃費をご紹介します。
新型カムリスポーツの WS の実燃費はどうなのかについて、ここでは三つのシチュエーション別で検証を行ってみたいと思います。
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新型カムリスポーツWSの実燃費(街乗りでエアコン使用での実燃費)
・ 街乗りでエアコン使用での実燃費: 17~19km/L
この乗り方ですが、筆者がクルマを乗る状況として一番多いため、営業の方にお聞きしてみました。具体的には、自宅を一歩出たところから、信号が多めの一般道路メインで走り、発車&停車を繰り返す、いわゆる典型的な街乗りです。
夏場には、27°程度の温度でエアコンをセットして、気持ちよく快適にドライブをしたいというケースです。
また、おそらく時間帯や道路のコンディションにもよりますが、平均時速はせいぜい20~30km/h程度でしょう。
このシチュエーションでの新型カムリスポーツのWSの実燃費が17~19km/Lということになりますが、後述しますがカタログ燃費では28km/L以上となっていることを考えると正直物足りない気もします。
やはりプリウスにしてもそうなのですが、トヨタ車のハイブリッド車全般では、カタログ燃費と実燃費の開きが大きい車が多いようにも思います。
基本的に、毎日通勤や仕事などで車を使う機会が多く、しかも街中でハンドルを握る機会が多いとなると、燃費としては悪くないものの、もう少し頑張っていただいてもよかったかなとも思います。
ただ、”エアコンの使い方を含めそこまで省エネ運転を考えなくても、この程度の実燃費を叩き出せる”という言い方もできるわけで、人によっては、この実燃費の数値も良いと思う方もいるかも。
実際、走る距離や走り方によりますが、この程度の実燃費走るのであれば、 月に2~3回の給油で、運用できるともいえますね。
新型カムリスポーツWSの実燃費(流れの良い幹線道路での実燃費)
・ 流れの良い幹線道路での実燃費: 19~21km/L
おそらく、多くの方の自宅近くあるいは通勤の途中に、時速でいうと50~60km/h程度で車を流せるように走ることができる比較的信号の少ない道路があると思います。たとえば、国道〇〇号線や〇〇バイパスのような、片道2~3車線あるような広めの道路です。
そんな流れの良い幹線道路での、新型カムリWSの実燃費は19~21km/L程度でしょう。場合によっても、もう少しいくかもしれません。
それでも、確かに、カタログ燃費と比べてしまうと「そこまででも」という気もしますが、20km/L超えてくれれば、個人的にはまずまず悪くない数値だと思います。
とくに、地方都市にお住まいで広い幹線道路が多い地域や、信号や車が少なく、安定した速度で流すように走れる箇所では、けっこう良い実燃費を出せると思いますね。
新型カムリスポーツWSの実燃費(高速走行での実燃費)
・ 高速走行での実燃費: 20~22km/L
週末の休みや行楽シーズンに、家族で遠くにドライブをしたり泊まりがけで出かけたい場合、高速走行での燃費は気になりますよね。
エアコンの使い方や走り方でやはり差は出るとはいえ、新型カムリWSの高速走行での実燃費は、20km/Lを超えてくる可能性が高く、かなり家計には助かりますよね。悪くない数字だと思います。
また一般的に、高速走行でエアコンを使用する場合、中低速での使用に比べて実燃費の低下にもそこまで悪影響を及ぼさないですので、20km/Lオーバーも可能だと思います。
新型カムリスポーツWSのカタログ燃費
ここで、新型カムリのカタログ燃費をご紹介します。
・ JC08モード燃費: 28.4km/L
新型カムリスポーツに搭載しているパワートレインは、「直4・2.5L DOHC+モーター」でハイブリッド車となります。
プリウスのハイブリッド車などは、カタログ燃費と実燃費がかなりかけ離れたものもあり、そこに目がいってしまいましたが、カムリWSの場合、ハイブリッドモデルでありつつ、新サスペンション(ストラット/ダブルダブルウィッシュボーン)の採用で、スポーティーな走りを楽しめると考えれば、いわゆるハイブリッド車にありがちなつまらない走りを脱却できると思いますよ。
あと、あのかつての昭和の時代の「カムリといえばおじさんの乗り物」というイメージからもかなり脱却していますね。
というか、デザインや走りなどを見ると”おじさん臭”はもはやない気もしますね。若い世代にもウケる一台だと思いますね。
ただ、昔のカムリにしても走りは悪くないんですよね。それが証拠に北米ではかなりウケている一台ですから。
個人的には、車内はシックで大人な感じのする本革シートでまとまり、落ち着いた感じしつつもスポーティーな雰囲気はしましたが、ただ、いわれるほどそこまで強烈な個性を感じなかったですね。
他の国産車でも今ではより個性を強く打ち出しているクルマがあるわけで。”個性を出すように頑張った”という感じですね。
でも、「それがトヨタだといわれればそこまで」ですね。トヨタらしい堅実な内装だと個人的には思いました。
新型カムリスポーツWSの試乗で分かった実燃費 ~ まとめ
- 街乗りでエアコン使用での実燃費: 17~19km/L
- 流れの良い幹線道路での実燃費: 19~21km/L
- 高速走行での実燃費: 20~22km/L
ついハイブリッド車ということで、カタログ燃費に近い数値の実燃費を意識してしまいますが、走るシーンを平均しても、20km/L前後の実燃費で走ってくれるのであれば、悪くないと思います。
あと、エンジンはもちろん足回りなどからも、高速走行を楽しめるクルマに仕上がっているのは、乗ってみたいと思わせる一台に仕上がっていると思いますね。
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