ここでは、新型カローラセダン2019の後部座席が狭いのか?を取り上げます。また、後部座席だけではなく、新型カローラセダンのラゲッジ(荷室・トランク)スペースの”広さがイマイチ”情報は本当なのか?を分析します!
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新型カローラセダン2019・実燃費&乗り心地!燃費はプリウス超え?
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新型カローラセダン2019の後部座席は狭い?広さはイマイチか?
まず、結論から言うと、新型カローラセダン2019の後部座席は平均身長の人にとっては満足できますが、180センチを超える身長の人にとっては狭く感じるでしょう。
すでに新型カローラが発売されている北米での評価を見ても、後部座席が広いという評価は、残念ながらあまりは見られません。
その理由は2点あります。
ポイント
- アメリカでの相対的な評価が「後部座席のヘッドスペースが低いため狭く感じる!」というもの
- 日本ではアメリカ向けの国外バージョンと比べてより小さい”日本国内オリジナル」となる公算が高い
ひとつづつ説明しますね。
新型カローラセダンのアメリカでの相対的な評価が「後部座席のヘッドスペースが低い=狭く感じる!」
新型カローラセダン(2019モデル)はすでに北米を中心に販売されてきていますが、ここにきて様々な評価が集まってきています。
アメリカのカー関連雑誌を見ると、後部座席についての評価は「狭い」というものが多く見られます。その狭さもフットスペースというよりも、ヘッドスペースが低いため、狭さを感じるという評価が見受けられます。
ただし、その一方で、新型カローラセダンを購入した北米のユーザーからは、新型カローラセダンについて、「トヨタらしからぬ無難さを排除されたデザイン」、「車内のインテリアの質感が良く乗り心地も快適」といった声が上がるなど、全体的なクオリティの高さに満足する意見が多く上がっています。
ちなみに、カローラの前モデルについては、北米市場では正直、ポジティブな意見よりも”古さ”や”時代遅れ感”などネガティブなものが多く見受けられていました。それらを払拭すべく、今回新型カローラセダンについて、かなりのデザイン変更が施されたことは間違いないでしょう。
実際に、新型カローラセダン(2019モデル)に乗っているユーザーからは、エクステリアやインテリア系についてのネガティブな評価はあまり見受けられないのが、その証左といえるでしょう。
日本ではアメリカ向けの国外バージョンと比べてより小さい”日本国内オリジナル」となる公算が高い
via: https://www.toyota.com/corolla/photo-gallery/exterior
個人的にも気になっている点として、新型カローラセダン(2019)が日本で発売される際には、アメリカ向けの国外バージョンと比べてより小さい”日本国内オリジナルモデルとなる公算が高い”という点を挙げたいと思います(出典元:カー関連雑誌「ニューモデルマガジンX」)。
結果、後部座席が狭く感じることに・・・。
本来、新型カローラは3ナンバーサイズとして北米では発売され、結果としてこれまで好評を博してきました。しかし、どうやら北米モデルと同じのボディサイズではなく、日本国内オリジナルのボディサイズで発売される公算が高くなっています。
つまり、3ナンバーでありながら、北米よりも微妙に小さいボディサイズでの発売になりそうです。その理由が、日本人ユーザーの間にある3ナンバーへの抵抗感を払拭したいというトヨタの思惑です。
さらに、5ナンバーサイズの現行モデルも並行して販売されることで、5ナンバー枠にこだわる”法人で使用するユーザー”対策が講じられるとみられています。
たしかに、法人で使用する際には、5ナンバーの方が維持経費がより安く済み、燃費も良く(良いはず)、車格もコンパクトなことで取り回しも楽といったメリットがあるわけです。
つまり、3ナンバー新型カローラ(2019モデル)と5ナンバーの現行モデルのカローラが並行して販売されることになります。
新型カローラセダン(2019)の後部座席は狭い?広い? ここまでまとめ
新型カローラセダン(2019モデル)の後部座席の広さについての評価ですが、”フットスペースが狭いというよりも、ヘッドスペースが低いため、狭さを感じ”ます。
その根拠は、実際に新型カローラを購入した北米ユーザーの声です。
より具体的に言うと、ユーザーレビューから分かる点として、後部座席については、180センチを超える身長のユーザーにとっては狭さを感じるはず・・・。ですが、いわゆる170センチ代の平均身長の人にとっては、後部座席は快適に過ごせます。
ちなみに・・・
アメリカ人の体格と日本人のそれを比べてみると・・・。平均身長だけを取ってみれば、日本人の平均身長はアメリカ人よりも5センチほど低いのが現状です(日本人男性の平均身長:約170センチ/アメリカ人の平均身長:約175センチ)。
おそらくですが、トヨタは新型カローラ開発にあたり、北米のモデルよりも一段小さなオリジナルモデルを日本で発売することを決めた時点で、この体格差(身長差含む)を念頭に置いていたと思われます。
また、カローラの全販売台数の約4割を占めるのがセダンで、かつ現行モデルの平均購入者が69歳というデータがあり、トヨタとしては、新型カローラセダン(2019モデル)の国内向けボディサイズについても、比較的高齢者層が購入することを念頭に置きつつ、かつ若い世代にも刺さるデザイン(ボディサイズを含む)やスペックという部分で導き出した答えが、このボディサイズではないかと思います。
新型カローラセダン(2019)の後部座席は狭いのか?海外モデルとの比較!
さて、新型カローラセダン(2019)のサイズ面から、後部座席が狭いのか?広さがどうなのかについて、海外モデルとの比較で見てみましょう!
新型カローラ 国内モデルのサイズ(予想サイズ)
新型カローラ(予想サイズ) | |||
セダン | ツーリング | スポーツ | |
全長(mm) | 4495 | 4375 | |
全幅(mm) | 1745 | 1790 | |
全高 (mm) | 1435 | 1460 | 1460 |
ホイールベース(mm) | 2640 | 2640 |
新型カローラの国内モデルのサイズから分かる点として、全幅サイズが3ナンバー規格(1701mm以上が3ナンバー)である点。その他の全長、全高などは5ナンバーサイズであることが分かります。
以下の海外モデルと比べて、全長やホイールベースのサイズが短いため、当然ながらその違いは車内のサイズ=居住性にも表れているはずで、後部座席やラゲッジスペースの広さにも影響します。
アメリカ版の新型カローラと比べて、国内オリジナルモデルの後部座席が狭いと思われる理由はここにあります。
新型カローラ 海外モデルのサイズ
新型カローラ | ||
セダン | ツーリング | |
全長(mm) | 4630 | 4650 |
全幅(mm) | 1780 | 1790 |
全高 (mm) | 1435 | 1460 |
ホイールベース(mm) | 2700 |
新型カローラの海外モデルのサイズから分かる点として、3ナンバーサイズであるため、ほとんどのサイズ面で日本向けオリジナルモデルに比べ一まわりサイズが大きい点。
海外モデルの大きさは、「欧米人の体格に合わせた」といえば、そこまでかもしれませんが、国内モデルはワンランクサイズダウンするため、このサイズの違いにより、車内での居住空間の快適さ(広さ)は変わるはずです。
それで、繰り返しになりますが、国内モデルの後部座席は、平均身長を超える人にとっては少し狭めに感じるはずです。
新型カローラセダン2019のラゲッジ(荷室&トランク)スペースの広さ分析!
さてつづいて、新型カローラセダン(2019)のラゲッジ(荷室&トランク)スペースの広さがどうなのかを取り上げます。
以下は、北米の新型カローラのラゲッジ(荷室&トランク)スペースの容量です。
ポイント
- 新型カローラのラゲッジスペースの容量: 371リットル
このラゲッジ(荷室&トランク)スペースについては、同等クラスのセダンと比べて狭いもので、広いとはいえないでしょう。これは、後部座席の居住性を上げるために、ある程度ラゲッジスペースが犠牲になったという言い方もできます。
ただし、開口部が広いため荷物などの出し入れはしやすいはず。スーツケースなどを数個入れるスペース感はあるものの、その一方で、ゴルフバッグなどいわゆる長尺ものの荷物を収納するには狭いと感じるでしょう。
新型カローラの国内モデルは、北米モデルと比べてボディサイズが小さいため、それと比例してラゲッジ(荷室&トランク)スペースもより小さいことは間違いありません。なお、国内サイズのラゲッジスペースの容量については、分かり次第アップしていきます。
これらのことから新型カローラのラゲッジスペースは、家族4人でたくさんの荷物を入れて長距離の旅行というよりも短距離の旅行や買い物、あるいはビジネスでの利用という用途をイメージして設計されているといえるでしょう。
ちなみに、カローラハッチバックについては、後部座席の後ろのラゲッジスペースには500リットル程度の容量があり、より多くの荷物を積むことができます。
新型カローラセダン(2019)の後部座席は狭い?ラゲッジ(荷室&トランク)スペースの広さ ~まとめ
via: https://www.toyota.com/corolla/photo-gallery/exterior
いよいよ2019年9月17日に発売される新型カローラセダンですが、ここでは後部座席とラゲッジ(荷室&トランク)スペースの広さについて取り上げました。
身長が180センチを超える人にとっては後部座席が狭いといえる理由は主に二つです。
ポイント
- アメリカでの相対的な評価が「後部座席のヘッドスペースが低いため狭く感じる!」というもの
- 日本ではアメリカ向けの国外バージョンと比べてより小さい”日本国内オリジナル」となる公算が高い
ただし、新型カローラの後部座席については、いわゆる平均身長の人にとっては快適に過ごせるはずです。それで、一部の体格の大き目な人を除けば、不満はないでしょう。
また、新型カローラのラゲッジ(荷室&トランク)スペースの容量は以下の通りです。
ラゲッジスペース
- 新型カローラのラゲッジスペースの容量: 371リットル(北米モデル)
このラゲッジ(荷室&トランク)スペースについては、同等クラスのセダンの平均の容量と比べて若干狭いといえます。後部座席の居住性を上げるために、ある程度ラゲッジスペースを犠牲にしたということができます。
ただ、新型カローラについては、日本の多くのユーザーが乗車定員マックスで荷物をたくさん載せて長距離という使い方よりも、2-3名程度で中近距離の移動で乗るという用途の方が多いはずです。
それらを考えると、絶妙なサイズ感といえると思いますし、過不足ないはず。車内の質感を含めた快適性も高いですし、満足度の高い一台だと思います。
日本ではミニバンやSUVに乗る人口に増えていて、新型カローラセダンのように”セダンタイプ”というと、どうしても中高年が乗る車という印象も強いかもしれません。
デザイン面を含めた総合的な完成度で、若いユーザーをどこまで取り込めるかがポイントだと思います。
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