ここでは、メルセデスベンツ新型AMG・GT4ドアクーペ。その乗り心地と後部座席の広さなどを取り上げます。
欧州では、メルセデスAMG ・GT4ドアクーペは、”スポーツカーのパフォーマンスとサルーンの実用性を兼ね備えた一台”という評価。かなり熱い視線を集めています。
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新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの乗り心地はズバリ?
via: https://www.autoexpress.co.uk/mercedes/amg-gt-4-door/
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの乗り心地を評せば、ズバリ・・・2トン超えの車重でありながら、2ドアタイプとは全く違う、軽快で滑らかなレスポンスと半端ない敏捷性を感じ取れる1台です。
敏捷性のスゴイ車はたくさんありますが、運転するドライバーの”自己満足感”を満たしてくれても、後部座席や助手席に乗る人にとっては、決して快適ではないクルマもあるのも事実。
その点、新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペは、敏捷性だけでなく、滑らかな走り心地を兼ね備えているため、同乗車にとっても、快適でしょう。
We now have pricing for the AMG GT4-Door with pricing starting from £1699pm*. 4WD, 0-60 3.2secs, 639bhp & 900NM of torque 😱😱😱 #formanorderlyqueue
*Terms and Conditions Apply pic.twitter.com/LKvLW0mPAQ
— Mercedes-Benz VIP (@VIPmerc) 2018年10月23日
足回りは固いですが、それが身体にガツガツは伝わることはない快適な乗り心地です。
また、横方向へのスライドコントロールが抜群のため、コーナーを走り抜けるのが楽しい1台です。その秘密は、また、ボディに徹底的に施された補強・・・。それがスライドコントロールのスゴサを実現。
このように、運転していても、助手席や後部座席に乗っていてもドライブが楽しめます。ただ、やはりなんといっても自分でハンドルを握ってこそ楽しい車でしょう。
ブレーキは基本、重め。しかし、コーナーをゴリゴリといくら攻めても、フェードの気配などない安心感を覚えるフィーリングです。やはり、この手のクルマは、速かったり、ゴリゴリ攻めても、決して不安感を感じさせない、高性能のブレーキがあってこそ存在意義があるといえるでしょう。
A new challenger is on the track and the @MercedesAMG GT Family is growing! Make way for the #MercedesAMG GT4 door Coupé! #MercedesBenz #Mercedes #AMG #Awesome #DrivingPerformance #GT #Affalterbach #MBsocialcar pic.twitter.com/XDpLqHKSNY
— Mercedes-Benz IRE (@MB_IRELAND) 2018年8月3日
心憎いのが、これだけのスポーツカーテイストのパフォーマンスを見せつけつつ、4ドアである点。ユーザビリティつまり実用性に優れた一台ですね。2ドアタイプのクルマで感じがちな不便さを消しているだけでなく、4ドアタイプでありがちなエクステリアの”ダサさ”がないのが特筆すべき点。
デザイン面は良くまとまっていると思います。とくに、近年、比較的に多い(というかトレンドにもなっている)多角的な顔つきやラインを強調したクルマが多い中で、ほどよく曲面を使っているこの手のデザインは、時間が経過しても、古さを感じにくいはず。
ただ、乗り心地に関連して・・・
後述しますが、後部座席は決してものすごい広いというわけではないので、あくまでも前部座席がメインのつかい方をオススメします。高身長の大人がいつも後部座席に乗るような使い方だと、狭さを感じるかも。
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席の広さは満足度何点?
via: https://www.autoexpress.co.uk/mercedes/amg-gt-4-door/
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席の広さやは、満足度でいうと、ズバリ辛口気味に80点とします。ただ、これは、あくまでも広さの話です。
乗り心地に関しては、前述のように、滑らかで敏捷性ある走りがそのまま味わえるため、満足度は高いはず。
身長が平均身長~180㎝くらいであれば、後部座席でもなんら問題なく快適に過ごすことができます。さて、具体的にもう少し掘り下げてみたいと思います。
後部座席の広さは メルセデスAMG E63 > AMG・GT4ドアクーペ
via: https://www.whatcar.com/mercedes-benz/amg-gt-4-door/saloon/review/
さて、前述のように身長が、180㎝くらいであれば、後部座席も快適な乗り心地ですが、それよりも高い身長となると、若干の狭さを感じます。
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席の広さですが、具体的には、メルセデスAMG E63に比べると狭いです。
ちなみに、メルセデスAMG E63の前部座席&部座席の広さがコチラ。
ポイント
- 前部座席のヘッドルーム: 約960mm
- 前部座席のレッグルーム: 約1049mm
- 後部座席のヘッドルーム: 約970mm
- 後部座席のレッグルーム: 約900mm
via: Spyder7
そもそもメルセデスAMG E63の前部座席が広いのは、そのエクステリアデザインを見ていても分かりますし、後部座席についても、前部座席とそれほど変わりがないほど、すべての乗員が満足できる広さを確保しています。余裕の足周りの広さが目につきます。
さらに、新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席の広さが「ん?イマイチ?」と感じさせる理由のひとつが、ルーフの形状でしょう。
リアにかけてある程度角度がありつつ、急こう配で落ちるようなザ・クーペ色の強いデザインのため、高身長の人の場合、後部座席では、ある程度上からの圧迫感を感じるでしょう。
ヘッドスペースよりもレッグスペースを優先してデザインが考えられたという意味で、比較的、足が長い体格が多い、欧米人を念頭に入れたデザインともいえます。
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席 VS ライバル車ではどう?
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席は、高身長の人にとっては、狭さを感じるスペースです。では、他社のライバル車との比較ではどうでしょうか?
たとえば、ライバル車としてポルシェパナメーラとアウディA7と比較してみましょう。結論からいうと、新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席は、ポルシェパナメーラまたはアウディA7の後部座席と比べて狭さを感じます。
ポルシェパナメーラの後部座席
(ポルシェパナメーラの後部座席) via:GQ Japan
ポルシェパナメーラの後部座席と比べる時点で、アレかもしれませんが、ポルシェパナメーラが発売されたときには、その後部座席の広さを「飛行機のファーストクラス並み」と評する声が高かったですからね~。
単純に、デカくて、広くて・・・というクルマですね。実際に目の当たりにすると、まず「でかい!」という感想が出る一台ですね。
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペが、クーペである以上、仕方がない部分ですし、微妙に走る用途も違うと思うので、比べても仕方がないかもしれませんが、明らかにその後部座席の広さは、ポルシェパナメーラに劣ります。
アウディA7の後部座席
(アウディA7の後部座席) via:Motor Trend
気になるのが、似たスタイル=クーペスタイルのスポーツバックのアウディA7の後部座席との比較。アウディA7の後部座席も、正直、後部座席が広くありません。それでも、新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの方が若干狭さを感じます。
やはり、新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの場合、後部座席のヘッドスペースが少なめというのが効いていますね。それが、狭さを感じさせるところかもしれません。
もちろん、アウディ新型A7は、先代A7に比べて、ホイールベースが延長されたことで、後部座席の足元空間にもゆとりが出たのですが、それでも、後部座席については、AMG・GT4ドアクーペよりも広いですからね・・・。
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まとめ
- 乗り心地: 重量を感じさせない軽快で滑らかなレスポンスと半端ない敏捷性を感じ取れる
- 後部座席の広さ: 180㎝超えの高身長の人は、若干の狭さを感じる
- ライバル車との比較: 新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペの後部座席の広さは以下のライバル車と比べて狭く感じる
ポイント
- メルセデスAMG E63
- ポルシェ・パナメーラ
- アウディ新型A7
新型メルセデスベンツAMG・GT4ドアクーペは、やはり前席メインで・・・という乗り方のような気がします。といっても、後部座席は、高身長でなければ、長距離の移動にしても、快適に過ごせますので・・・。
ただ、AMG・GT4ドアクーペは、4ドアでありながら、ただ単に直線道路を「ぼー」と走るのではなく、本当は、コーナーとかゴリゴリ攻めるのが楽しそうなクルマであることは間違いなさそうです。
そして、その際にも、強力なブレーキと堅剛なシャーシ、ボディが抜群の安定感をもたらして、しっかりと支えてくれる・・・そんな走りを実感できるはず。
日本で発売されたら、是非試乗してみたい一台ですね。
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