ここでは、ビートたけしの愛車ブガッティと愛車遍歴について、また価格やスペックについて取り上げます。さらになぜ買った?かについても。
日本が誇るマルチタレントといえばビートたけしさん。芸人の枠を超え、映画監督、司会者、俳優をこなすなど、その活躍の場の広さにはスゴイものが。老いてなお、元気な方ですね!
さて、さっそく、本題のビートたけしさんの愛車ブガッティをはじめとする愛車の価格とスペックについて!
>> 芸能人(有名人)とアスリート&スポーツ選手の愛車まとめ!
Contents
ビートたけしの愛車ブガッティと愛車遍歴!価格&スペックは?
ビートたけしさんは、芸人として売れなかった過去にタクシー運転手をしていたこともあり、車の運転が基本好きな方です。では、ブガッティをはじめその愛車遍歴と総額がいくらかについて・・・。
では、まずブガッティから・・・
ビートたけしのブガッティ・ヴェイロン: 1億7900万円
via: https://www.autoevolution.com/
ビートたけしさんの乗るブガッティがこちら。
カー関連雑誌「Daytona」に登場したことで話題になりました。
その「ブガッティ・ヴェイロン」の凄すぎるスペックなどについてご紹介します。
ポイント
- 世界最速の市販車だった(2014年・ヘネシー・ヴェノムGT(最高時速434km/h)に抜かれるまで)
- 世界450台限定発売(当初は300台)
- 0→100km/hまでの加速:2.5秒
- 最高時速での燃費:800m/L
- 発売当時の新車価格は1億6,300万円⇒2009年に1億7,900万円へと値上げされた
- 多額の開発・製造費がかかり、1台売る度に約6億円の赤字が出たという伝説のクルマ。
- 内装は完全ハンドメイド
- 新車購入時にはブガッティの独自の審査に合格する必要がある(ヴェイロンを維持できる収入審査や、身元調査があり)
- 現金支払いのみ
- 手付金(予約金)は5000万円
- ネジひとつ締める作業まですべて手作業
パワートレインに目を向けると・・・
- エンジン: 16気筒エンジン・4基のターボチャージャー搭載
- 最高出力: 1001PS
飛行機の離陸速度を軽くしのぐ高速ぶりです。
まさにオンリーワンのクルマといっていいでしょう。あのZOZOTOWN(ゾゾタウン)・前澤友作社長も保有する車です。
関連記事 → ゾゾタウン・前澤友作社長の愛車遍歴は?価格&総額はいくら?なぜ買うのか?
ブガッティ・ヴェイロンのエンジンサウンドを聞くと、もはやレーシングマシン・・・という印象ですね。サーキットを走った方がイイ車でしょう^^
このクルマに乗る時点で、完全に節税の意味ありの投資的感覚か、趣味の意味合いで保有するんでしょう。あと、何しろ維持費が半端じゃないですね。
燃費の悪さはもちろん、保険代、車庫代、車検代などのスゴサからして、庶民には高値の花です。あと、そもそも、日本の公道では、その凄すぎるスペックを解放できないですよね。
ブガッティ以外にも!ビートたけしの愛車群!
たけしさんは、ブガッティ・ヴェイロン以外にも、多くの車を保有してきました。ちなみにこれらの車の中には、すでに手放しているものもあります。
フェラーリ458イタリア(黄): 2830万円
via: https://www.exoticcarhacks.com/car-reviews/ferrari-458-italia
まず、フェラーリから。たけしさんは、最低3台のフェラーリを保有してきました。そのうちの1台がコチラ。
フェラーリ458イタリアです。スペックがコチラ。
ポイント
- ボディタイプ: クーペ・スポーツ・スペシャリティ
- ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,527×1,937×1,213(mm)
- 車両重量: 1,380kg
- パワートレイン: V型8気筒DOHC
- 総排気量: 4,499cc
- 最高出力: 570ps
- ホイールベース:(mm) 2,650
- トランスミッション: 7速デュアルクラッチ式F1マチック (ATポジション装備パドルシフトMT)
スーパーカーで最も理想的なバランスである、ミッドシップを採用しています。高速コーナーでの安定した走りはもちろん、その走行性能の高さは、お墨付きですね。赤い跳ね馬そのものといえそうです。
現在の中古車相場でも2000万円をしたまわることはありません。おそらくですが、今後中古車相場の値段が上がる可能性もありますね。
個人的には、フェラーリのモデルの中でも、優美で美しい流線ラインの一台だと思いますね。
ただ、ネガティブなことを言いたくはないのですが、リアフェンダーに使用されていた接着剤が高温で発火しエンジンが燃えるというトラブルで、リコールを出したことがあります。
ま~、車ですからね。リコールがあるのは不思議ではないのですが、こういった派手なトラブルもスーパーカーならではなのかもしれません。
フェラーリ599(赤): 3045万円
via: https://www.autocar.co.uk/car-review/ferrari/599-2006-2012
フェラーリ599もたけしさんが乗っていた、一台です。スペックがコチラ。
ポイント
- パワートレイン: 6L・V型12気筒エンジン(エンツォフェラーリのV12をベースに開発)
- 最高出力:620ps
- トルク: 62.0kgm/5,600rpm
- 最高速度:330km/h以上
- 駆動方式:FR
330km/h以上を叩き出すエンジンスペックがあるので、ま~そのスペックを引き出したかったら、サーキットで走るしかないですね(汗)。
駆動方式はFRなので、走りのプロとか乗りたい一台なんじゃないでしょうか?コーナーとか攻めたら楽しそうです。
ちなみに、ビートたけしさんと所ジョージさんは、仲が良いのですが、その所さんがアレンジしてプレゼントしたのが、ビートたけしさんの往年の一発ギャグ・コマネチの恰好をしたフェラーリのエンブレム。
たけし・さんま・所、計199歳の熱湯風呂 打合せとは違う結末が…#明石家さんま #ビートたけし #所ジョージ #世界まる見え https://t.co/4XJFy2javX
— 【公式】マイナビニュース (@news_mynavi_jp) 2019年3月31日
この二人の人間関係の良さを表しているといえます。ちなみに、ビートたけしさんは、同じく昭和のお笑いで活躍したタモリさんとは、正直そんなに親しくはなさそうじゃない気が(個人的感想)。さんまさんとは、かなり仲が良いと思いますね。
フェラーリ 612スカリエッティ: 3200万円
via: https://en.wikipedia.org
フェラーリ 612スカリエッティのスペックがコチラ。
ポイント
- ボディサイズ(全長×全幅×全高): 4,902mm×1,957mm×1,344mm
- 車両重量:1,840kg
- パワートレイン:5.7L V12 DOHCエンジン(TipoF133E型)
- 最高出力: 540ps/7250rpm
- 最大トルク: 60.0kg/5250rpm
- 駆動方式 FR
- トランスミッション:6速MT&6速セミAT(F1マチック)
- 乗車定員: 4人
それにしても、たけしさん、次から次へと速い車を保有してきましたけど、こんな速い車をどうしたいんでしょうかね(笑)。4人乗りですので、軍団とか一緒に乗せられたりしたんでしょうか。
ちなみに、”スカリエッティ”という名前は、かの有名なデザイン工場・カロッツェリアのオーナーだったセルジオ・スカリエッティからとられており、リスペクトを感じますね。
ポルシェ 959: 4000万円前後
出典元:Wikipedia
ポルシェ 959のスペックがコチラ。
ポイント
- ボディサイズ(全長×全幅×全高): 4,260mm×1,840mm×1,280mm
- 車両重量:1,450kg
- パワートレイン:2,848cc ・水平対向6気筒 DOHCエンジン
- 最高出力: 450PS/6,500rpm
- 最大トルク: 51.0kgm/5,500rpm
- 駆動方式: フルタイム4WD
- トランスミッション:6速MT
- 乗車定員: 4人
ポルシェ 959は、たけしさんがかなり好きな一台だったと思います。後述しますが、手放したのを後悔して、後年、ポルシェ997型911turboをベースにして、ポルシェ 959風のモデルをワンオフで作ってしまったくらいです。
一度手放したら、なかなか入手できないのは、当たり前と言えば当たり前です。なにせ、ポルシェ959の製造台数は、わずか283台。ですので、思いっきりプレミアも付きますし、いったん手に入れたオーナーはなかなか手離さない1台でもあります。
実際、ビートたけしさんが、959を手放したあとは、あのマイクロソフトのトップ・ビル・ゲイツ氏が入手しました。おそらく、ゲイツ氏の車庫にひっそりと眠っているんでしょうね。
カラーもすべてワンオフ仕様でしたので、いわゆる標準色が存在しない一台です。また、希少価値が高く、現在のオークション相場では2億円超えともいわれています。
ポルシェ 979K: 価格不明
via: https://www.autobahnbound.com
こういうところが、たけしさんらしいのかもですね。ポルシェ 979Kは、ベースとして997型911turboを用いて、ポルシェ 959風に仕上げた、完全なワンオフモデルです。
つまり世界に一台しかないモデルです。しかも、もともとのカラーは黒だったのを、白へ、さらに黒へとペイントし直した一台でもあります。
上で紹介したポルシェ959を、バブルの時期に売却してしまったものの(現オーナーはビルゲイツ)、後になって、また欲しくなったものの、入手が不可に。
それで、オリジナルとして作らせたのが、ポルシェ 979Kになります。ですので、外見はともかく、中身はほぼ997型911turboと言ってよいでしょう。ポルシェ 979Kの”K”は”、もちろん北野のk”を意味しています。
SNAKE MOTORS 196RS・ 価格不明
出典元:https://response.jp/article/img/2012/08/13/179651/464164
SNAKE MOTORS 196RSも、ま~たけしさんらしいといえば、たけしさんらしいですね。
SNAKE MOTORSというのは、もともと”ジャパンブランド”を標榜していて、”ザ・日本”というテイストを打ち出しているファクトリーですね。そこが手掛けたのが、SNAKE MOTORS 196RSです。
ベースモデルは、2007シボレーコルベットC6です。といっても、デザインでモチーフにしたのは、ベンツ社の往年の名車・「W196R」。2007シボレーコルベットC6のパワートレイン、フレームやサス回りなどが載せられているものの、それ以外の部分は、完全ワンオフデザインです。
ちなみに、下の写真が、実物の「W196R」ですが、今見ても、惚れ惚れする様式美というかデザインですね!
Paris Rétromobile 2014
Mercedes W196R 1954
パリ クラッシックカー モーターショー pic.twitter.com/EuZ2x5ketu— Miu (@wolfgreypome) 2014年2月9日
今の時代、逆に新しく見えますよ(個人的感想)。
ただし、このクルマですが、たけしさんは、2015年ころにすでに手放したと思われます。その当時、わずか9000kmしか走っていない段階で、このクルマが売りに出されていたことが話題になりました。
メルセデス ベンツSLS AMG: 2490万円
via: Exotic Car Hacks
メルセデス ベンツSLS AMGも、個人的に「たけしさん、飛ばす場所がないんじゃない?(笑)」という感じです。スペックがスゴイですね。
スペックを持て余してしょうがないんでしょうけど、お金が有り余っているからこそ持てる1台ですね!
ポイント
- ボディサイズ(全長×全幅×全高): 4,638mm×1,939mm×1,262mm
- 車両重量:1,620kg
- パワートレイン: 6.2L ・V8 M159型エンジン
- 最高出力: 571PS
- 最大トルク: 51.0kgm/5,500rpm
- 駆動方式: FR
- トランスミッション:7速DCT
- 乗車定員: 2人
メルセデス ベンツSLS AMGの先代の車は、SLRマクラーレンとなり、後継車種は、メルセデスAMG・GTです。
ちなみに、SLRマクラーレンは、タイガー・ウッズの愛車でもあります。
>>タイガー・ウッズの記事 → タイガーウッズの年収(収入)&愛車遍歴+価格(値段)とスペックは?
ランボルギーニ ガヤルド LP560-4:2430万円
ランボルギーニ ガヤルド LP560-4とは、またスゴイ車にいきましたね。
たけしさんは、成田空港で出迎えた報道陣の前で、実際に乗り込み自分で運転して走り去ったのが目撃されています。
出典元:ディリ―スポーツのサイト
写真を見てお分かりのように、カラーリングは”水色”です。それにしても、たけしさんの保有するクルマのカラーとかは、バラバラなんですよね。
一台一台、何か世界観みたいなものをもっているのかもしれません。
ロールスロイス ファントム: 5480万円
出典元:ロールスロイス公式サイト
たけしさんといえば、個人的には、この1台というイメージが強いんですよね。それがロールスロイス・ファントムです。
ちなみに、筆者は今日、たまたま、この写真と同じカラーのロールスロイス・ファントムを見たのですが、やはりオーラがスゴイですね。
ポイント
- ボディサイズ(全長×全幅×全高): 6,085mm×1,990mm×1,655mm
- 車両重量:2,770kg
- パワートレイン: V12気筒DOHC48バルブエンジン
- 最高出力: 460PS
- 最大トルク: 51.0kgm/5,500rpm
- トランスミッション:電子制御6速AT
- 乗車定員: 4人
威風堂々という感じですし、車重は3トン近いです。世界のセレブが乗っている歴史ある1台です。言わずと知れた超高級車ですね。
ちなみに、この価格税別なので、消費税だけでもスゴイ金額です。
ビートたけしはなぜこんな高い車を買った?
ビートたけしさんが、こんな高い車を買った理由ですが、個人的には次の3つかな・・・と思います。
ポイント
- 節税
- 単純に速い車が好き
- 成功の証として欲しかった
たけしさんほどの年収になると、節税という側面で車を買う面が大きいと思います。社用車として、高級車を買って減価償却してという感じでしょうか。あと、ビートたけしさんの場合は、昔から単純に運転が好きでしたよね。
もちろん、たけし軍団のメンバーに運転させて移動も多いですが、趣味として単純に速い車に乗るのが好き!という面があると思います。
コマネチって何ぞという方に
左:現役時代のコマネチさん
右:ご本人とたけしさんコマネチ! pic.twitter.com/BcYZhb5hsY
— えいがの地獄太夫@No more職務質問 feat.ネギ (@helltayuu666) 2018年7月19日
”成功の証”としての車選びというのもあるかと。実際、たけしさんの車には”K"のエンブレムを独自で取り付けたり、自分好みの色に塗り替えたりと、他の高級車ユーザーがあまりしない行動をとっています。
こんなところに、自分の個性を発揮させています。車のリセールバリューだとか、というものに執着しないですね。そんな部分から、”たけし”という一人のタレントの成功の証としてこれらの車を選んでいることが分かるかもです。
まとめ
ビートたけしさんの愛車遍歴がコチラ。すでに売却してしまったクルマも含まれています。
ポイント
- ブガッティ・ヴェイロン: 1億7900万円
- フェラーリ458イタリア(黄): → 2830万円
- フェラーリ599(赤) → 3045万円
- フェラーリ 612スカリエッティ: 3200万円
- ポルシェ 959: 4000万円前後
- ポルシェ 979K: 価格不明
- SNAKE MOTORS 196RS・ 価格不明
- メルセデス ベンツSLS AMG: 2490万円
- ランボルギーニ ガヤルド LP560-4:2430万円
- ロールスロイス ファントム: 5480万円
しかし、ポルシェ 959などは、たけしさん自身も特に好きだったのでしょう。売却後に買い戻そうとする動きを見せています。
そして、手に入らないとみるや、ポルシェ 997型911turboをベースに、ポルシェ 959チックなデザイン(というかほぼ959)の”ポルシェ 979K”を作らせてしまうあたり、スゴイ執着心が見え隠れします。
ポルシェ 959が発売されたのは、バブル最盛期の1986年のことでしたので、たけしさんが芸能人として脂が乗っていて、ピークにいたころです。ですので、色々な思い入れもあるのかもですね。
個人的には、他の保有している高級車は、たけしさん自身にそんな深い思い入れがあるようには見えないんですよね。
いずれにしても、ビートたけしさんの「ヨーロッパ車大好き!」という気持ちが見える愛車ラインナップといえます。
今後のご活躍を祈りたいですね!
★セレブのクルマをチェック! → 芸能人&有名人の愛車まとめ