テスラのCEOであるイーロン・マスク氏というと、Twitter等でのさまざまな”炎上発言”で話題になったりしていますが、そのテスラから発売予定の新型テスラロードスターの日本発売時期がいつか、価格(値段)・スペック(馬力等)・航続距離とデザイン&内装などの最新情報をご紹介します。
イーロン・マスク氏のネット上などでの、色々な”やっちらかし発言”だけを見ると、なぜ天才といわれる人物なのか分からないかもしれません。
ですが、電気自動車を”退屈でつまらない”乗り物ではなく、デザイン、加速性能など想像をはるかに超えるレベルで体感させることができる、つまり保有する人に”未来体験”を提供しているという意味で、天才であり類を見ない人物といえると思います。
▼関連記事▼
イーロンマスクの愛車は何?前澤友作とは対照的な愛車遍歴について
テスラモデル3・バンパー落下はずれた?なぜはずれた?【画像&動画】
Contents
新型テスラロードスターの日本発売時期はいつ?
新型テスラロードスターの日本発売時期ですが、2020年と推測します。その根拠ですが、2017年のイベントで開発中のテスラ新型ロードスターが公開され、発売が2020年に予定されているという発表があったからです。それに日本のテスラのHPで予約が始まっています。
さらに、テスラを取り巻く外的な環境にも注目すべきでしょう。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、VWといった世界の名だたる高級車メーカーやそれ以外のメーカーも明らかにテスラを仮想敵(ライバル)として、電気自動車の開発に力を注いでおり、テスラ包囲網は着実に狭まっています。
これらのメーカーの特徴は、長き歴史を持ち、カーメーカーとしての安全性などを含めて高い信頼を得ており、多くのカスタマー=ファンをつかんでいるということ。常に機先を制していかないと、いいかえれば他のカーメーカー以上の”驚き”を提供し続けないとならないのがテスラの宿命です。
イーロン・マスク氏は、新型テスラロードスターについてTwitter上で「ロードスターの特別アップグレードパッケージで、間違いなく短い距離を飛ぶことが可能になる」と予告しましたが、このあたりもいいかえれば、電気自動車というカテゴリーで他のカーメーカーよりも優位に立つための”焦り”のようなものも感じます。
新型テスラロードスターの価格(値段)は?
新型テスラロードスターの価格(値段)はいくらなのでしょうか?ベースモデルの車両本体価格は2,270万円、上級モデルのファウンダー シリーズは2,840万円です。
といっても、テスラのサイトによると 車両本体価格のあとに”(未定)”の2文字が・・・。ですので、この新車価格も場合によっては変わる可能性があるということ。この表現からして、価格が高くなることはあっても安くなることは考えずらいでしょう。
やはり理由として考えられるのは、納車まで数年単位あることから、為替の大幅変動や機能の追加などによる開発費の高騰等・・・などだと思います。
新型テスラロードスターの予約&購入方法
新型テスラロードスターの予約&購入方法ですが、まず大前提として”前払い制”です。しかも、ファウンダー シリーズ(上級モデル)に至っては”全額前払い制”です。
支払いの期限も、なかなかタイトです。それにしても、頭金の支払い方法はクレジットカードのみなので、クレジットカード枠が57万円もない人はお呼びじゃないということですね。
ま~、新型テスラロードスターを購入するような人に、クレジットカード枠云々という人もいないと思いますが・・・。
- ベースモデルの場合 ⇒ 頭金としてクレジットカードで¥ 57万円を支払い、さらに10日以内に、銀行振込で511万円を支払う。
- ファウンダー シリーズ(上級モデル)の場合 ⇒ 頭金としてクレジットカードで¥ 57万円を支払い、さらに10日以内に銀行振込で残金の2,783万円すべてを支払う。
それにしても、まだ自分の目で見てもおらず試乗もしていない段階で、”全額前払い”とか・・・スゴイですね。テスラについては、近未来を見せてくれるようなニュースの一方で、ちょくちょく話題になるのが資金繰りの苦しさ。「前払いすることで開発製造費を回収したい」という思惑も見えますね。それで、倒産してトンズラでもされたらと思うと非常に怖いです。
これがフェラーリとかランボならまだ分かるんですよね。伝統あるメーカーだし製品としてハズレもないし・・・。それを所有すること自体がステータスにもなるので、前払いとかでも別に喜んで支払う気持ちになりますが、テスラで”前払い”とかはないかな~と個人的には思います。テスラの資金繰りの苦しさしか伝わってこない気がします。
以前にも、大雨降ってバンパーが外れたというネットニュースもありましたしね。なんだか製品の信頼性すら怪しい気も。なんかおカネだけ支払ってクルマが手元に届かないような気さえしてきました(笑)。
ま~、テスラという車をチョイスするユーザーの中には、”応援目線”で購入している層も多いので、これでイイんでしょう!
新型テスラロードスターのスペック&航続距離は?
新型テスラロードスターのスペック&航続距離などについて取り上げたいと思います。現時点で明らかになっているスペックと航続距離は以下の通りです。
・ パワートレイン: 3つのモーターと200kWhのバッテリー搭載
・ 0-100 km/hの加速性能: 2.1秒
・ 最高時速: 402km/h
・ 乗員数:4名
・ 駆動方式: AWD(「All Wheel Drive」の略で”全輪駆動で動く駆動システム”のこと)
・ 航続距離: 1000キロ
ここで、まず気になるのが、0-100 km/hの加速性能が2.1秒(日本のテスラのHP情報)であるということ。1.9秒をたたき出したという報道もあり、もしフルにアクセル踏んだら、「職業:レーサー」の人じゃない限り操れないですね(笑)・・・
また、最高時速が402km/hというのも、スゴすぎます。
ちなみに、世界最速カーといわれたブガッティ・ヴェイロン 16.4(標準モデル)の最高速度は407km/h(現在の最速カーは2014年に最速を叩き出したヘネシー・ヴェノムGTの最高時速434km/h)なので、ほぼほぼ肉薄しています。
(ブガッティ・ヴェイロン スーパースポーツ)
そんな声がテスラに届いたんでしょうか? テスラからのアナウンスで、新型ロードスターに「Augmented Mode」という特殊モードを搭載されるという予告ツイートがありました。日本語に直訳すると「増強モード」ということになります。
これは、つまり、人間の運転能力を拡張するという、なにやら”近未来的な機能”ということになりそうです。
ただ、そもそも論になってしまいますが、日本では、この加速性能を試す”場”がないですね。
さらに、航続距離ですが、1回の充電で約1000キロの走行が可能になりました。つまり、単純に東京からノー充電で九州まで行けてしまうということです。
もちろん、実際には、乗車人数、荷物の量、走り方やエアコンなどをどれくらい使うか・・・など複合的な原因でまず1000キロは走れないとは思いますが、今までの電気自動車と比べると明らかに長いこの航続距離は魅力でしょう。
リーフなどは、あまりの航続距離というか実燃費(電費)の悪さで、ちょっとした遠出に不安を覚えるケースもあるワケで、電気自動車の不安箇所である航続距離の延長に力を入れるテスラの戦略は正しいですね。
ただ、個人的には、発売までに最大航続距離を1200キロくらいに延ばしてほしい気も。
新型テスラロードスターのエクステリアデザイン&内装は?
そんな新型テスラロードスターのエクステリアデザインや内装はどうなるでしょうか?
まず、注目できるのが、着脱が簡単にできる「ガラスルーフ」。天気の悪いとき、気候が寒いときなどは取り付けておきましょう。
外した「ガラスルーフ」は軽量で、トランクに収納できるため、オープンカー感覚でドライブを楽しみたいとき、たとえば、彼女とのデートなどのときには取り外しておくと、開放的で爽快な気分を味わえること間違いなしでしょう。
星空の下を走るときなども、外しておくのもイイですね。きっと最高な気分を味わえるはず。
少し、下の角度から見上げるこのフォルムも格好いいですね。フェイスラインがアグレッシブな中に、洗練された雰囲気を感じます。
新型テスラロードスターの内装ですが・・・。近未来感たっぷりのフォルムデザイン、雰囲気です。
丸く丸く・・という方向性ではなく、ある程度スクエア感を感じるデザインが新型テスラロードスターらしさを演出しています。
上記写真すべての引用元:https://www.tesla.com/jp/roadster
新型テスラロードスターが販売されるのが2020年だとして、その後も当分古さを感じずに乗れるマシンに作り上げられている感じがします。
ちなみに新型テスラロードスターは4名乗れるとはいえ、後部座席はこの写真からして狭いでしょうね。後部座席は「補助的」な役割と考えておいた方がいいでしょう。自分だったら、荷物置きにするかもしれません・・・。
▼関連記事▼
イーロンマスクの愛車は何?前澤友作とは対照的な愛車遍歴について
まとめ
・発売時期: 2020年
・価格: 2,270万円(ベースモデル)/2,840万円(ファウンダー シリーズ)
・スペック: 以下の通り
- パワートレイン: 3つのモーターと200kWhのバッテリー搭載
- 0-100 km/hの加速性能: 2.1秒
- 最高時速: 402km/h
- 乗員数:4名
- 駆動方式: AWD
・航続距離: 1000キロ
・エクステリアデザイン&内装: 着脱式の「ガラスルーフ」を備え、流線形のデザインの中にアグレッシブさも感じる。内装はスクエア感もあり、近未来感を醸し出す
新型テスラ・ロードスターが話題になるのは、やはりテスラがどう常識を覆した発想を練り込んでくるかに注目しているからでしょう。
価格こそ、2,270万円(ベースモデル)と決して安くはないですが、イーロン・マスク氏の作りだす”未来”を見てみたいというユーザー層も決して少なくないので、どんなマシンに仕上がっているか楽しみですね。
想像とはるかに超える仕上がりであると期待しましょう!!
>> 輸入車&外車でおすすめ!まとめ記事(BMW~テスラ編)