この記事では、”雪道に強い軽自動車のランキング・トップ5”をご紹介します。少し前に、軽自動車と聞くとあまり雪国と結びつかないイメージでしたが、今の軽自動車は、雪国の悪路にも強く走破性の高いモノもあります!では、その中で一体、どの軽自動車が雪道に強いんでしょうか??
ランキング形式で紹介します!
【関連記事】 安全な軽自動車ランキング!Kカー4社&オススメ車種はコレ!
Contents
雪道に強い軽自動車ランキング:トップ5
では、さっそく、雪道に強い軽自動車をランキング形式で紹介しますね!こちらは、普通自動車編と同じく、完全に個人の独断と偏見(好み含む)で選別していますので、ご理解下さい(笑)。
▼やっぱり気になる!雪国最強の車ランキング!▼
第1位:メンズもウーマンにもオススメ!スズキ・ジムニー
via: ジムニー公式サイト
ベタかもしれませんが、雪道に強い軽自動車をランキング1位は、やはり2018年7月にフルモデルチェンジした、新型ジムニーですね。個人的に試乗もしましたし、友人が所有していることもあり、プライベートでも乗る機会もかなり多く、その性能面で、ダントツで1位に推薦したいですね。
▼関連記事▼
新型ジムニー・後部座席が狭い!?広さ(スペース)はどうなの?
新型ジムニーシエラ5ドアロング・日本発売時期はいつ?価格&スペック&実燃費・エクステリア&内装は?
オススメしたい理由は以下の通りです。
ポイント
- 高めの最低地上高で安心感
- 走破性の高い4WDとラダーフレームの安心感
- 山間部の医療関係者や林業の関係者が愛用の信頼感
オススメしたい理由として、まず挙げたいのが、その高めの最低地上高。雪国に住んでいる方はご存知だと思いますが、最低地上高の低い車に乗っていて、圧雪された雪道に乗り上げたときの、あの絶望感・・・。
そもそも軽自動車は、最低地上高の低い車が多いのですが、なるべく最低地上高の高めの軽カーを選ぶことで、あのタイヤが空回りする「いや~な感覚」に直面する機会も減るはず。
- 駆動方式 :パートタイム4WD
- 最低地上高(mm) 205
- 車両重量 (kg) 1,030〜1,040
走破性の高い4WDも安心感の理由ですね!軽量でありながら、パワフルです。
また雪道にハマって「タイヤが空回りした!」なんていう場合も、4L(4WD低速)に切り替えれば、空転したタイヤだけブレーキを作動させつつ、もう一方のタイヤだけ駆動力をかけて、脱出することができます。
ラダーフレームを採用していることで、いわゆる勾配のある悪路での歪みに強く、雪道でも安心です。
そのような高い走破性のため、タフな勾配&雪道という悪路を走らないといけない、山間部の医療や林業の関係者たちが長年にわたって愛用してきた実績があります。雪国の郵便車にも採用されるほど、信頼感もあります。
小さくて走破性も高いということで、ジムニーの郵便車は雪国や山間部ではよく使われるらしいですね。
郵便車は見たことがありませんが、パトロールカーなら長野県の山中で見たことがあります。— ころころ (@CONY_AF7V) 2018年11月4日
個人的に思いますが、新型ジムニーは、一般道でももちろんソツなく走れるのですが、ただ、走りのフワフワ具合がイマイチな気が。
やはり、雪国の雪道のような悪路でこそ、その性能をいかんなく発揮できると思うので、乗って頂きたいですね。
また、オシャレ感もあり、昔の武骨感もだいぶ薄れたので、男女ともにオススメしたい1台ですね。シティユースに山に海に・・・といろいろな用途にバッチリハマると思いますよ。
▼やっぱり気になる新型ジムニーのいろいろ▼
新型ジムニー・乗り心地は?女性や子ども・彼女の車酔いは大丈夫??
新型ジムニー・実燃費が悪すぎる!は本当?JC08モード&WLTCモード徹底比較
ジムニー新型(2018)カラーバリエーションは?ライフスタイル別のオススメカラーとは
第2位:ハスラーを徹底解剖して登場!ダイハツ・キャスト
via: ダイハツ公式サイト
雪道に強い軽自動車としてランキング上位を独占していたスズキ勢に割り込みをかけたのが、ダイハツの軽クロスオーバーSUV「キャスト」です。
第2位としたいと思います。
その理由ですが、ハスラーをライバル視して、徹底的に解剖して研究開発の結果、登場してきただけあり、後発のメリットを十分に感じられます。徹底したPDCAの跡をいたるところに見ることできます。
オススメポイントがコチラ。
ポイント
- ビスカスカップリング4WD方式で安心雪道走行(4DW車のみ)
- ダウンヒルアシストコントロール採用で雪道の下り坂でも安心(4DW車のみ)
- グリップサポート制御を装備(4DW車のみ)
- 最低地上高も高めで安心
- デザインやカラーリングも女子ウケするものもアリ!
滑りにくい普通の乾燥した路面などでは前輪駆動で走行します。しかし、雪道などのスリップしやすい路面では、前輪でスリップが生じると、ビスカスカップリングが働き、後輪にトルクが配分されることで安定した雪道走行が可能です。
また、前後輪のトルク配分も、路面の状況に応じ100:0から直結(50:50)の範囲で、連続的に可変する優れもの。
- 駆動方式 : 2WD&4WD車
- 最低地上高(mm) 180
- 車両重量 (kg) 840-890
雪道での坂を下りる運転はこわいものですよね。ですが、ダウンヒルアシストコントロールをオンにすることで、自分でブレーキペダルを踏むことなく約4~15km/hの速度で(※任意に速度設定可能)、安全に下ることができます。
この装備により、雪道でのタイヤのロックの防止が可能です。
また、深い雪になどにタイヤがハマり、発進が難しい場合には、グリップサポート制御をオンにすることで脱出することができます。
最低地上高も、ハスラーをばっちり意識して?18㎝を確保。雪道に強い普通車並みの最低地上高を実現。安心して雪道を走れます。
新しい車はダイハツキャストにするかも。
割とオッカーのせいでライトが丸いかわいい車に興味出た。
実際の乗り心地試さないとなんとも言えないけど。
好きな見た目の車買えば運転嫌いも改善するかな— くじゅー (@910mc) 2019年2月7日
さらに、女子ウケするデザインとかわいらしいキュートな雰囲気は、女子にも人気が! 雪に強いだけじゃなくて、毎日楽しく乗れるクルマを探している女子にとっては、オススメですね。
個人的には、男子は、このデザインは「あまり・・・」と思う方も多いかもしれないですね。でも、たとえば、奥さん用の2台目のクルマとして、ダイハツ・キャストは、アリかも・・・。
ただ、デザイン面は置いておいても、そのスペック面だけを取って、単純に、タフな雪国の雪道に強い”走行性能の高い”軽自動車ランキングで、現時点で、ハスラーを差し置いて2位に推したいのは、やはりダイハツ・キャストですね。
第3位:ガーリーでキュートなカラーデザインも!スズキ・ハスラー
via: https://www.goo-net.com/newcar/SUZUKI__HUSTLER/
雪国で吹雪くような雪道に強い軽自動車ランキングに入れたいのが、スズキ・ハスラー。この1台が出る前は、雪国で乗れるSUVというと、「武骨!」という印象も強かったのですが、そのデザインといいカラーリングといい、ある意味、業界の常識を変えた1台かもしれませんね。
オススメしたいポイントがコチラ!
ポイント
- ヒルディセントコントロール&グリップコントロールを装備
- 室内も広々で居住性抜群!
- カラーはキュートでPOPなものもあり、乗る楽しさがある!
- 最低地上高も十分
- シートヒーター&エコクールなど寒い冬にうれしい装備
出典元:27 Gv様の動画
4WD車には、下り坂走行で一定速度(約7km/h)での運転ができるようにサポートするヒルディセントコントロールが装備されているため、安心安全に、怖い雪の山道を下ることができます。
また、雪道や泥や水でぬかるんで滑りやすい路面でのスムーズな運転をサポートするグリップコントロールの技術が装備されているのも嬉しいところ。
- 駆動方式 :FF / 4WD車あり
- 最低地上高(mm) 180
- 車両重量 (kg) 800
スズキ・ハスラーの車内は、ボクシーなボディデザインを生かした広い居住空間があるため、ジムニーと比べて車内空間が広いのもプラスポイント。
オシャレでガーリーなカラーもあるため、通勤やプライベートで使いたい女子にとっては嬉しいはず。女子にとっては、”武骨”な感じとか、イマイチですよね。やはり、乗っていて楽しくないと・・・ですね。
空転状態のタイヤにブレーキを効かせてラフ ロードや雪道などでの走破性を高める「グリ ップコントロール」が採用されたよ!
— SUZUKI ハスラーbot@祝一周年 (@suzuki_660) 2019年2月7日
気になる最低地上高についてですが、18㎝あります。この地上高ですが、たとえば雪道に強いインプレッサWRXの13㎝と比べても、かなり高いです。
軽自動車でもこの地上高は、雪道でかなりのアドバンテージになることは間違いないでしょう。
加えて、運転席と助手席の座面を温めるシートヒーターも、厳冬の雪国では嬉しい装備ですね。冷え性の女子も嬉しいはず!
これらを総合的判断して、雪道に強い軽自動車ランキングでは3位としました。
前述のように、スズキ・ハスラーとダイハツ・キャストでは、どちらにするか、迷うかもしれないですね。でも、あなたが生活する地域が、それほど多くの雪に覆われるような地域でなければ、単純に好きなデザインの方を選べば良いと思いますよ。
via: https://autoc-one.jp/hikaku/2349520/
雪道での性能で、この2台は似ています。あとは、試乗してみて、走り心地や乗り心地などを比べてみて、選ぶと良いと思います。
第4位:ある意味・軽の完成形の一台:ホンダ・N-BOX
via: ホンダ公式サイト
先日、試乗のためホンダのディーラーに行った際に、営業さんがしきりに話していたのが、「とにかくホンダ・N-BOXが売れている」という話。
雪道というイメ―ジはあまりない一台かもしれませんが、意外と、積雪がそれほど凄くない地域での普段使いの車としては十分に問題なく使えます。最低地上高が低いのがネックなので、圧雪が車体の腹をこするような雪道ではリスキーで乗れないですね。
オススメのポイントがコチラ。
ポイント
- 4WD車に、専用に開発されたCVT(無段階変速機)を搭載
- シートヒーター&フロントガラスには撥水加工を施工
- 車内空間の広さと快適さ
出典元: LOVECARS!TV!
4WD車としてはエアウェイブ以来となるCVT(無段階変速機)を搭載しています。また、軽として、初めて専用に開発されたタイプのものを搭載しています。
さらに、とくに4WDの軽カーでも珍しくなくなってきた前席のシートヒーターを装備。寒い冬、厳寒地域での運転はキツイもの。シートヒーターがあることで、快適にドライブを楽しめます。
またフロントガラスの撥水加工も、雪や低温下での視界確保にもメリットが大きいですね。
- 駆動方式 :2WD/4WD
- 最低地上高(mm) 150
- 車両重量 (kg) 990-1050
ホンダ・N-BOXは、トータルで優れている軽カーなので、オールマイティ感がイイですね。雪道でも、雪が深かったり、凍っていなければ、ある程度イケますね。
個人的には、たしかにN-BOXもエクステリアと内装とも見れば見るほど、かゆいところに手が届いているイイ車なんですが、こう見ると、なんだかホンダもミニバン・メーカーに成り下がったのかな~とちょっと切なく思う部分も。
N-BOXも、ステップワゴンの軽カー版に見えてしまって・・・。
無難な作りで、たしかに万人受けはすると思うんですけどね。デザインとかは冒険はしていないですね(個人的感想)。それはさておき、軽ワゴンという範ちゅうに収まらず、雪道に強い軽自動車だと思いますよ。
同じホンダのN-WGNよりも総合力で上回る、N-BOXを、雪道に強い軽自動車をランキング第4位としました。
第5位:トータルバランスで選びたい雪国に強い軽カー:ホンダ・N-WGN
via: https://www.honda.co.jp/N-WGN/webcatalog/styling/design/
ゴリゴリと雪国の山道を攻めたり、雪道をわざわざ職業的に走る必要がないなら、ホンダの軽トールワゴン「N-WGN」の4WD車がオススメです。
オススメポイントがコチラ。
ポイント
- パッシブオンデマンド型の4WD車
- 走行性能、居住性、安全性能がほどよいバランスのモデルで完成されている
- シートヒーター&親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラスが標準装備(4WD車のみ)
これをデメリットと取るかが微妙なんですが、N-WGNで採用されている4WDシステムは、ビスカスカップリングを用いたオーソドックスなパッシブオンデマンド型。
さらに、VSA(横滑り防止装置)と協調して制御することで、とくに滑りやすい雪道でのコーナリング時などに走行安定性を確保します。
はてな
★ パッシブ・オンデマンド型の4WDって何?
普段は2輪駆動ですが、雪道などの悪路で駆動輪が滑りだすと、それを察知して、駆動を後輪にも伝えて4輪駆動になる(50:50まで可変)システムのことです。
旧来から、ある4WDのシステムです。
勾配のない雪道などでは、高い性能を発揮するものの、滑りやすいアイスバーンなどの発進時には、前輪が一瞬空転して後輪に駆動力がかかる特有のタイムラグがあるため、不自然さや唐突感を感じるかも。
- 駆動方式 :2WD/4WD
- 最低地上高(mm) 150
- 車両重量 (kg) 830
一方で、走行性能、居住性、安全性能が高いレベルで完成されているため、雪国で足代わりに使う感じでは、十分に満足できるレベルで、つかえるでしょう。
また、4WD車には、シートヒーター、親水/ヒーテッドドアミラー、フロントドア撥水ガラスが標準装備されているのは、ポイント高しですね。極寒地域でのこれらのアクセサリーは、快適なドライブをする上では、嬉しいもの。
via: Instagram
ただし、勾配がある雪道を走ったり、深い雪道を走る機会が多い場合には、最低地上高がそれほど高くないので、あまり向いていないです。
さらに考慮しておきたいのが、N-WGNは2019年にフルモデルチェンジするか、販売終了するかの瀬戸際にあるので、そのあたりを見きわめたいもの。
言い方を変えると、現行モデルの場合、雪国に強い車かどうかという部分も含め、微妙に目新しさがないということだと思います。ですので、新しいモデルが出るかを見きわめてもイイですね。
総合的には、雪道に強い軽自動車なのかというと、やはりN-BOXにはかなわない気がします。いいかえると、N-BOXがけっこう完成されているので、個人的には、フルモデルチェンジするメリットをホンダはあまり感じていないんじゃないかと思います。
繰り返しになりますが、N-BOXを見てしまうと、N-WGNはついつい若干の古さを感じてしまいます。それで、第5位としました。
【関連記事】 安全な軽自動車ランキング!Kカー4社&オススメ車種はコレ!
雪道に強い軽自動車ランキング ~まとめ
雪道に強い軽自動車ランキング・トップ5はコチラです。
ポイント
- 第1位:スズキ・ジムニー
- 第2位:ダイハツ・キャスト
- 第3位:スズキ・ハスラー
- 第4位:ホンダ・N-BOX4
- 第5位:ホンダ・N-WGN
日本でしか普及していないのが、軽カーのジャンル。
しかし、日本は四季がある国だけあって、厳冬期にも耐えなくてはいけない、猛暑にも対応できないといけない・・・など様々な要因で、一つに特化した車というよりは、オールマイティに対応できる車が生まれる土壌もあると思いますね。
ここで紹介した雪道に強い軽自動車のランキングトップ5に入る車は、どれも売れているワケがあると思います。正直、深い雪に覆われるエリアでない限り、ここで紹介したクルマであれば、対応できるでしょう。
あとは、普段どんな乗り方をするのかとか、燃費面とかを考えると良いですね。ジムニーとか他の軽カーに比べて燃費悪いですからね・・・。
よければ、ここで紹介した雪道に強い軽自動車ランキングを参考になさってみてくださいね。
▼やっぱり気になる!雪国最強の車ランキング!▼
>> 車の知識とメンテナンス&防犯対策の知識などのまとめ記事
>> 愛車の防犯対策・オススメ&簡単なコレだけ!厳選6つとは
>> 車の燃費を良くする方法!実体験で検証済み!ガソリンの燃費向上の厳選8つのコツ!