アルファロメオが満を持して送り込んだといってもいいのが、初のSUVとなる”アルファロメオ・ステルヴィオ”です。イタリアには”ステルヴィオ”と名のつく町や峠、スキーコースがあるなど、イタリア人にとってはなじみのあるネーミングでもあります。そんなアルファロメオ・ステルヴィオの後部座席の広さ、ラゲッジスペースの広さや使い勝手を取り上げます。
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アルファロメオ・ステルヴィオの評価!後部座席の広さは?
ここでは、アルファロメオ・ステルヴィオの後部座席の広さについてまず取り上げます。まず、結論から言うと、平均身長の男性にとっては全く狭さを感じないですが、高身長の人にとっては、他のヨーロッパ車に比べて若干、天井空間に狭さを感じると思います。
ただ、ファミリーとして購入し、ステルヴィオで移動する場合、多くの場合男性(夫)が運転し、女性(妻)は助手席か後部座席なケースが多いと思います。
そのケースでは、女性か子どもが後部座席に座るわけで、後部座席は全然快適に過ごせる空間を提供してくれますよ。
ちなみに、筆者は身長が184センチあることから、他のヨーロッパ車の後部座席の広さに比べると正直、ステルヴィオの後部座席の広さには物足りなさを覚えたのが率直な感想です。
上の空間があまり余裕がない感じです。
この場合のライバルとなるヨーロッパ車は、たとえば、ポルシェ・マカンやジャガーEペイスなどです。
乗り(座り)比べてもらえると分かりますが、感想としては「アルファロメオ・ステルヴィオの考える前部座席と後部座席のバランスがこれがギリギリなんだろな。この後部座席の広さがイタリア人の考える”広さの概念”なのかも・・・」と思いました。
でも、冷静に考えば、たとえば、ポルシェ・マカンなどはドイツ車ですので、骨格がしっかりして体格の大きなドイツ人の開発者目線でのサイズ感なんですよね。
その証拠にポルシェ・マカンの後部座席の場合、”シートが広い”というか”大きい”んですよね。包み込むような大きさという意味です。
イタリア人の平均身長はヨーロッパの中でも比較的に低く、そんなイタリア人開発者目線で作ったときに、後部座席の広さの答えが”これ”なんでしょうね。
こう考えれば、アルファロメオが出した回答がこのステルヴィオの後部座席のスペースなのでしょう。
ステルヴィオの後部座席で感じる感覚とは?
ステルヴィオの後部座席に座って感じることですが、「開発者はこの広さを確保するのにけっこう苦労したんだろうな」という点。
ステルヴィオとジュリアは基本プラットフォームを併用していますが、アルファロメオのデザインの個性、俊敏な乗り心地といった長所を生かしつつ、クルマに乗る全員が快適に過ごせ空間ということで、この後部座席の広さなんだろうなと思いました。
ステルヴィオの場合、座ると感じるのが、「あっ!このシート・・・案外角度が付いているな」という点。
他のライバル車と比べて、実際にそんなにスゴイ変わるわけではないのですが、極端な話、目線が90度ではなく、110度くらいに上がる感じです。
つまりアルファロメオの開発者は「シート(座る面)に角度をつけることで、深く腰かける設計にした」ということ。
人間の体は当然のことながら直角に座るよりも、少し斜めった方が上部(天井と頭の間)にスペースが生まれます。
さらに、開発者の苦労が「あ~なるほど」と分かったのが、後部座席に座ると気づくのですが、膝回りにスペースがある秘密。
これは座ったときに、自分の前にある、前部座席の背面が前に向かってえぐれてアーチがかかっていて、それで足回りにスペースを生み出している点です。この設計によって、後部座席に座る人が身長170センチ以下の体格であれば、足を組んで座ることもできそうですね。
ですので、文字通りに足(膝)回りにスペースがありますし、あと心理的にもスペースが広い錯覚をもつようなデザインになっています。
もうひとつ、付け加えれば、後部座席の窓がある程度開口部が広いため、このあたりにも「狭さと感じさせない工夫」が見られます。
アルファロメオ・ステルヴィオのラゲッジスペースの広さと使い勝手は?
ここでは、アルファロメオ・ステルヴィオのラゲッジスペースの広さと使い勝手について取り上げます。
結論から言うと、ステルヴィオのラゲッジルームの積載容量は、4人家族がスーツケースを4つ積んで旅行できるようなイメージで使い勝手も良いでしょう。
日本という国で乗ることを考えれば、この広さがあれば、十分に合格点といえます。
具体的に説明しましょう。
まずは、ステルヴィオのラゲッジスペースの広さから紹介し、その後ライバル車であるポルシェ・マカンとジャガーEペイスと比較します。
すでにこちらのライバルのモデルたちは日本で販売されていますので、試乗された方も多いかも。
ステルヴィオのラゲッジスペースの広さや作り
・ ラゲッジルームの積載容量: 525L
・ 開閉方式: 電動開閉式のパワーテールゲートを装備
・ 印象: 開口部が広く、奥行きもある印象で、実際の容量以上に広さを感じる
ポルシェ・マカンのラゲッジスペースの広さや作り
・ ラゲッジルームの積載容量: 500L
・ 開閉方式: 電動式オートマチックテールゲートを標準装備
・ 印象: ラゲッジルームを狭めにして、後部座席のスペースを広くした感じ
ジャガーEペイスのラゲッジスペースの広さや作り
・ ラゲッジルームの積載容量: 577L
・ 開閉方式: 電動式ハンズフリーテールゲート(オプション装備)
・ 印象: ポルシェ・マカンの積載容量とは約80Lの差(一番大きなスーツケース1個分)があり、見た目的にも広さ・大きさを感じる。
ステルヴィオのラゲッジスペースの広さは他のライバル車のちょうど”中庸”に位置している印象で、アルファロメオの開発者が”バランス”を意識してこのクルマを作ったんだな~と思いました。
一方、一番ラゲッジルームの積載容量が大きいポルシェ・マカンは、FFベースの4WDを採用することでエンジンをボンネット内に横置きして搭載。そのことで、このラゲッジルームのスペースを生み出したともいえます。
ステルヴィオのラゲッジルームの積載容量は525Lということから、4人家族が単純にスーツケースを4つ積んで旅行できるようなイメージで使い勝手も良いですね。
そもそも、この手のクルマに大きな荷物を積んで長距離移動するなどは、国土は狭く、車以外の交通網も発達し、ヨーロッパのように長いバケーションの習慣のない日本ではあまりないケースでしょう。
ですので、この広さがあれば、十分に合格点だと思いますね。
アルファロメオ・ステルヴィオの評価!後部座席&ラゲッジスペースの広さと使い勝手~ まとめ
- 後部座席の広さ: 平均身長の男性にとっては苦を感じないが、高身長の人にとっては、他のヨーロッパ車に比べて少し上部に狭さを感じる
- ラゲッジスペースの広さと使い勝手: 積載容量が525Lあるため、4人家族での小旅行に十分に使える。十分な広さと使い勝手がある
”アルファロメオ・ステルヴィオ”は、アルファロメオが作った初のSUVとは思えない良い作りだと思いますね。かなりライバル車種を研究しつくした跡がうかがえます。
あとは、走りはもちろん、そのフロントノーズやフロントからリアに向けて流れるボディラインのデザインなどが好みが分かれるところだと思います。
個人的には、アルファロメオといえば「GTV」が頭に浮かんできて、それと比べてしまうと、ステルヴィオを買っても、「デザイン面で果たしていつまでも飽きがなく乗れるか?」というと、その自信がないんですよね。
アルファロメオ「GTV」は何年たっても愛せる自信があります(笑)。それくらい美人?だと思っているので。
今回取り上げた、”アルファロメオ・ステルヴィオ”については、その乗り味からは、すぐに”アルファロメオ”と分かる独特の”すばっしこさ”を感じとれますし、後部座席やラゲッジスペースの広さといった部分でも、十分に及第点だと思います。
気になる方は一度試乗に行かれるとイイと思いますよ。
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画像引用:bestnewautocar.com / PerformanceDrive / ForceGT / Automobile Magazine